死とコーヒーの3Dビジュアルノベル『ネクロバリスタ』7月22日Steamにて配信開始へ。死者の時間を賭けた物語が紡がれる

PLAYISMは7月16日、『Necrobarista(ネクロバリスタ)』を7月22日23時30分に配信開始すると発表した。生者と死者の3Dビジュアルノベルである。

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは7月16日、『Necrobarista(ネクロバリスタ)』を7月22日23時30分に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはSteam/GOG。価格は税込1980円で、日本語に対応している。また、プレスリリースによると後日Nintendo Switch/PlayStation 4版の発売も予定されている。

『ネクロバリスタ』は、コーヒーの香り漂う生者と死者の3Dビジュアルノベルである。オーストラリア・メルボルンの裏路地にある一軒のコーヒーショップ「ターミナル」。ターミナルは、あの世とこの世の狭間にある死者と生者の交流の場であり、死者が最後の24時間を過ごす場所でもあった。主人公のマディは、先日ターミナルを引き継いだばかりの見習いネクロマンサー。DIYメカが好きな少女アシュリー、悪名高い無法者のネッド・ケリー、元経営者にしてネクロマンサーのチェイなど、個性的なキャラクターたちを相手にターミナルを運営していたのだが、ある日一人の青年がターミナルへ来訪。コーヒーの芳香が立ち込める中、死者がこの世で過ごせる時間を賭けた物語が描かれていくという。

主人公のマディは、アニメ風の3Dグラフィックで描かれたターミナル内を探索。探索中に登場するキーワードを使うと、錬金術、死霊術、死者が存在する世界の設定やキャラクターたちについて語られるサブストーリーも解放されるという。また、本作のBGMはアニメ版「メイドインアビス」のBGMを手がけたKevin Penkin氏が担当。同氏の奏でる旋律が、生者と死者の物語を幻想的に紡ぐという。


本作を開発したのは、オーストラリア・メルボルンに拠点のあるインディーゲームスタジオRoute59だ。同スタジオは、リードデザイナーのKevin Chen氏が率いる、業界のベテランで構成されたスタジオであり、アニメとビジュアルノベルへの愛を源泉に2015年より本作の開発をスタート。同氏は、国産同人サスペンスホラーADV『ファタモルガーナの館』や、虚淵玄氏の手がけたサスペンスホラーADV『沙耶の唄』の大ファンであるといい、また錬金術などの設定においては『Fate/stay night』の影響もウケているという。

『ネクロバリスタ』は、Steam/GOGにて7月22日23時30分に配信開始予定だ。将来的なPS4/Nintendo Switch版の発売も予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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