京都・宇治市のスマホゲーム『宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~』配信開始。マッチョ貴族が駆ける、地方自治体系横スクアクション

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京都府宇治市は7月10日にスマートフォン向け無料ゲーム『宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~』をリリースした。対応機種はiOS(iOS10.0以上、iPhone8以上)/Android(Android8.0以上)。ジャンルは2D横スクロールアクションで、連れ去られたご当地キャラクター・ちはや姫を助け出し、謎の大魔王に乗っ取られた宇治市を救うというストーリーだ。

グラフィックはレトロゲーム風のドット絵で描かれ、操作は「宇治市系インターフェース」と呼ばれる独特のインターフェースを用いる。湯呑をタップして移動し、茶団子をタップすることでジャンプや攻撃を行うのだ。また、ジャンプ中の操作がかなり自由にできるよう設計されており、空中で向きを変えたり、落下地点を見定めて飛距離を調整したりといったテクニックが重要となってくる。

作中には、宇治市の観光名所や名産品の知識が随所に散りばめられている。主人公の貴族はパンを食べることでムキムキのマッチョ貴族「マジ貴族」になれるのだが、これは京都府がパンの消費量日本一であることが元ネタだ。また、主人公が世界を救うために集めるアイテム「宇治のカケラ」をしまっておくカバンは、宇治市の小学生が背負っている通学カバン・ランリック。敵としてステージに登場するザコ敵も、宇治市由来の野菜に顔が付いたものだ。突っ込みどころは満載だが、それを堂々とやってのける世界観がこの作品の魅力とも言えるだろう。ちなみに、主題歌を担当しているTHE冠の冠徹弥氏も宇治市出身である。

『宇治市』の制作は、2017年に宇治市が公開したPR動画に端を発している。実際に市に存在する観光名所や名産品をモチーフにして市の魅力を紹介したPR動画は、その独特な世界観と衝撃的な展開が話題を呼び、動画だけではなく実際にプレイできるゲームにしてほしいという声が多く寄せられた。

熱い要望を受けた宇治市は2019年12月にクラウドファンディング(現在は受付終了)キャンペーンを開始。本格的にスマートフォンアプリとしての『宇治市』の開発に乗り出した。1200万円の目標金額には届かなかったが、寄附金額は2か月で635万円を達成。新型コロナウイルスの影響もあって当初のリリース予定だった2020年春からは延期してしまったものの、晴れて7月10日に正式リリースとなった。

スマホゲーム版の『宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~』はPR動画のものとは終盤のストーリーが異なり、スマートフォンというプラットフォームを上手く生かした展開となっている。また、予告ムービーに「※一部クリアに条件があります」とあるとおり、一筋縄ではクリアできない。筆者はこの条件がクリアできずに涙を飲んだわけだが……気になる方は是非自分自身でプレイしてみてほしい。なお、アプリ内課金などは一切存在しない。


『宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~』はiOS(iOS10.0以上、iPhone 8以上)/Android(Android 8.0以上)で配信中だ。公開を記念し、現在宇治市では抽選で30名にオリジナルボールペンとクリアファイルのセットをプレゼントするキャンペーンを行っている。応募期間は7月31日まで。非売品グッズのため、宇治市ファンは是非応募してほしい。

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