高難度終末サバイバルADV『終わる世界とキミとぼく』スマホ向けに7月14日配信開始へ。終わりゆく世界で、少年少女は生き残りを目指す
国内のゲーム制作サークルilluCalab.(いるからぼ)は7月4日、『終わる世界とキミとぼく』を7月14日に配信開始すると発表した。価格は240円で、対応プラットフォームはiOS/Android。公式サイトには括弧つきで対応プラットフォームとしてPCも併記されているが、まずはスマートフォン向けにリリースされるようだ。
『終わる世界とキミとぼく』は、少年少女が終末世界を生き抜こうとする、高難度なサバイバルアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、核ミサイルによって一つの終わりを迎えた世界。主人公は、その日クラスのみんなとキャンプへ向かっていた“ぼく”。連絡船に乗っていたぼくは、偶然にも爆発の瞬間を生き延び、海岸へ漂着。同じように生き延びた少女マチコとともに、終わりゆく世界をサバイバルすることになる。
幸か不幸か生存者となった彼らだが、何もしなくともお腹は空き、精神も磨り減り、安心して過ごせる場所もない。生存のためには、食料だけでなくさまざまな物資を集める必要があるわけだ。生き延びた2人は、朝/昼/夜の3行動を1日として終末世界を探索。同じように食料を求めてさまよう人たちと出会ったり、ミュータントと遭遇したり、廃墟から何か使えるものがないか探ったりなどランダムなイベントが発生し、テキストと選択肢によって過酷な世界が描かれていく。トゥルーエンドとグッドエンド、いくつかのバッドエンドが待ち受けており、またこの世界で何が起こったのかなども紡がれるという。
本作の特徴は、厳しい状況を表現した難易度だろう。ぼくとマチコは、どこかを探索するたびに体力を消耗し、体力がなくなればあっさりと死亡する。レベルアップやセーブもなく、探索でマイナスのイベントが発生し、死が避けられないこともある。公式には、「超ハードモード終末アドベンチャー」「一人で挑むようにはできてはいません。」などと表記されているほどだ。しかしその分だけやりごたえがあり、無数の死を乗り越えた先には、カタルシスが待っているという。
本作を開発しているilluCalab.は、東方二次創作レースゲーム『幻走スカイドリフト』、言葉を入力して魔法を生成するダンジョンRPG『魔法の女子高生』をこれまでに制作してきた国内のゲーム制作サークル。同サークルの代表EIKI氏は、元大手ゲーム会社に勤務していたクリエイターである。本作は、2019年8月にベータ版が初頒布され、2020年5月に行われたベータテストを経て、満を持して今回の正式配信がおこなわれる。
『終わる世界とキミとぼく』は、iOS/Android向けに240円で7月14日配信開始。両ストアでは、事前登録も開始されている。