Humble Gamesは7月2日、『Carto』をコンソール向けにも発売すると発表した。現時点での対応プラットフォームは、PlayStation 4/Steam。日本語字幕にも対応し、2020年秋の発売が予定されている。
『Carto』は、マップをパズルのように入れ替えて進む、ワールドシフトパズルアドベンチャーゲームだ。主人公のCartoは、地図を片手にあちこちを探検している少女。神秘的な世界を冒険し、行く先々で仲間たちやさまざまな文化を発見。異国の伝統を学んだり、新しい土地を発見したり、仲間との友情やCarto自身の物語が描かれていくという。
Cartoが旅をしていると、地形が途切れており、何もない空間が広がっていることがある。そのままでは先へ進めないが、彼女が地図を覗き込み、四角いピースで構成された地形をパズルのように動かすと、現実の地形も地図上と同じように変化する。この仕組みを利用して地形を回転させたり、動かしたりして世界を操作し、不思議な土地の探索や人々との交流、彼女を家に案内することなどが目的となる。
草木の生い茂る草原、サボテンの群生する乾いた砂漠、火口の見える火山地帯。手描きのアートで表現されたさまざまなロケーションでは、動物たちとの関わりも描かれ、深い物語が紡がれるそうだ。またPlayStation.Blogによると、本作の真髄は新しい場所の探索と、新しい文化を学ぶことで、見慣れない土地を巡る体験がリアルに描かれるという。
本作を開発しているのは、台湾のインディーゲームスタジオSunhead Gamesだ。2016年9月より『Carto』の開発をスタート。台湾在住のコアチーム4名と、数名のリモートスタッフによって開発が進められている。シナリオを『Celeste』『Guacamelee! 2』の開発にも参加していたNick Suttner氏が務めるほか、サウンドはSunhead Games所属のEddie Yu氏が担当。同氏が手がけた本作のサウンドは、SoundCloudに一部アップロードされている。
また、同スタジオはこれまでスマートフォン向けに武侠アクションゲーム『説剣』、馬に乗って弓を射るアクションゲーム『策馬入山林』をリリースしてきたスタジオであり、PC/コンソール向けのゲームは本作が初となる。『Carto』は、PlayStation 4/Steam向けに2020年秋発売予定だ。