『フォートナイト』が早期アクセス終了。PvE「世界を救え」は有料のまま、バトルロイヤルとは別スケジュールで運営

 

Epic Gamesは6月30日、『フォートナイト』の「世界を救え」モードの今後の開発予定を公式ブログにて公開した。そのなかで『フォートナイト』の「バトルロイヤル」、「クリエイティブ」、「世界を救え」から早期アクセスの表記が消えることも告知し、2020年6月30日に『フォートナイト』が正式リリースされた。

『フォートナイト』のPvEモードである「世界を救え」は、海外で2017年7月から早期アクセスとしてサービスを開始した、最大4人Co-opに対応したアクションゲームだ。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox One。「世界を救え」では、能力の異なるキャラクター「ヒーロー」を1人選び、マップで素材を集め、要塞を建築し、敵から防衛ポイントを守る。成長システムやトレジャーハンティング要素など豊富なコンテンツに加え、定期的なアップデートで拡大を続けてきたゲーム。大人気のバトルロイヤルも「世界を救え」をベースに開発された。

「世界を救え」の無料化は、過去に2018年から2019年以降になると報じられていた(関連記事)。結果的に無料化はされず、今後も有料でのサービスが継続されることになったようだ。とはいえ早期アクセスが終了したあとも、ペースを落としつつも新コンテンツの開発は続いていくという。「世界を救え」に課金済みのすべてのプレイヤーは、ファウンダーズパックアップグレードが無料で提供され、全報酬をアンロックできる。さらにアルティメットエディションの所有者は「メタルクマちゃん」スキンと、ゲーム内通貨の8000V-Bucksが贈与される。

「世界を救え」の次なる大型コンテンツは「ベンチャー」だ。リプレイ性の高いコンテンツを目指しており、シーズンごとに異なるゾーンで展開しユニークなバランス調整がされているという。「ベンチャー」ではチャレンジをクリアすることで、シーズンXPを獲得できる。シーズンレベルを上げていくことで、難易度や武器、シーズン報酬が獲得できる。さらにより高いシーズンレベルへ到達すると、「スーパーチャージャー」素材がアンロックされる。コレクション内のアイテムを上限を超えて強化することができる素材だ。

「ベンチャー」追加に伴い、「世界を救え」はバトルロイヤルとは別のスケジュールで運営されることになる。フロストナイトやダンジョンといったイベントも、「世界を救え」独自のシーズンローテーションへ組み込まれるという。また「世界を救え」では数か月以内に、バトルロイヤルで使用できる有料のバトルロイヤル用ビジュアルアイテムのサポートを終了する。ただし両モードで使用できる既存のビジュアルアイテムは、引き続き利用できる。詳細な情報はこちらから確認していただきたい。

『フォートナイト』バトルロイヤルでは6月30日より、イベント「サマースプラッシュ2020」が開催されている。こちらはシーズン3終了まで続くイベントとなっており、島全体が水上スポットに変化した現在の環境にぴったりなイベントだ。アイテムショップには夏をテーマにした新スキンが並ぶほか、期間限定モードがローテーションで登場。サイレンサー付き武器やクロスボウのみの「フォグ・オブ・ウォー(旧スニーキーサイレンサー)」、ショットガンのみの「クロースエンカウンター」、「レガシー」、「キャッチ!」といったモードが再登場する。また「オペレーション: ノックアウト」という新モードや、釣り要素があるバトルロイヤルなど新モードも期間中に用意されているようだ。