PS5『Horizon Forbidden West』は2021年発売予定。ロード画面はほぼなし、広大な北米西部の端から端まで超高速でファストトラベル可能

PS5『Horizon Forbidden West』は2021年発売予定。『Horizon Forbidden West』ではロード画面ほぼなし、広大な北米西部の端から端まで超高速でファストトラベル可能。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは6月17日、『Horizon Forbidden West』の発売時期は2021年を予定していると明かした。同作は、PlayStation 5向けのゲーム発表イベント「PS5 THE FUTURE OF GAMING」にて発表されたGuerrilla Gamesの最新作。2017年3月に発売された『Horizon Zero Dawn』の続編として、PlayStation 5向けに発売される。

上の動画では、ゲームディレクターのMathijs de Jonge氏が『Horizon Forbidden West』の概要を説明。まずは前作と同じ「オープンワールド・アクションRPG」であることを明示。主人公は前作のアーロイが続投。タイトルに含まれている「Forbidden West(禁じられた西部)」は北米ユタ州から西海岸まで広がる謎に満ちたフロンティアを指す。一作目はコロラド州〜ユタ州を主な舞台としていたことから、そう遠く離れてはいない。

ユタ州から西海岸までとなると、ネバダ州やカリフォルニア州が真っ先に浮かぶ。映像ではカジノの残骸と思わしき描写や砂漠地帯、ゴールデン・ゲート・ブリッジやサンフランシスコのフェリー・ビルディングらしき建設物が確認できることから、それらのエリアを訪れる可能性は高そうだ。続編ではマップがより広大になるだけでなく、湖や川に潜って水中探索も可能。景観に見惚れるかもしれないが、禁じられた西部は危険に満ち溢れているとのこと。

開発陣は、その場に行きたくなるような美しい世界を作り上げることを、前作のころから目指しているという。そしてPS5の力によって、さらにディテールが細かで、鮮明かつ没入感の高い世界を届けられると伝えている。またPS5のカスタムSSDによって、ロード画面はほぼなくなるとJonge氏は説明。マップの端から端までのファストトラベルや、チェックポイントからのリスタートは超高速。ゲームを起動すると、すぐに遊び始められるそうだ。

禁じられた西部にはさまざまな種類の機械獣が生息している。岸辺や沼地を守るシェルスナッパー、前作にも登場したワニ型のスナップモウ、空を舞うサンウィング。マンモス型の巨大機械獣の姿も。西部を冒険する中で、沢山の機械獣と遭遇することになる。機械獣だけでなく、友好的な部族や敵対的な部族とも出会う。敵対的な部族は、機械獣をオーバーライドする方法を学び、戦闘兵器として利用している。部族の影には、前作に登場したサイレンスの姿が。今作でも重要人物として関わってくるのだろう。

禁じられた西部の生物圏は、大きな危機に瀕している。赤き病害が大地をむしばみ、野生動物を苦しめ、人間を含む生き物を飢えで弱らせているのだ。さらに異常気象が多発しており、超巨大積乱雲や、大洪水を起こす嵐が生じる。この美しくも荒れた世界を救うために、アーロイは長き戦いに身を投じる。なお前作のようにミステリーを軸とした物語になっているとのことで、サプライズを奪わないよう、物語の詳細については語られていない。

前作『Horizon Zero Dawn』は、大災厄により文明が崩壊してから約1000年が経過し、大自然の中で機械獣が闊歩するようになった原始的な世界を舞台にしたオープンワールドゲーム。美麗なグラフィック、多彩な道具を駆使して機械獣・野生動物を狩るアクション、主人公アーロイの出生と文明崩壊の謎を追うスケールの大きな物語などが見どころであった。オプション豊富なフォトモードでも注目を浴び、その後のSIEタイトルにおけるフォトモード搭載路線を促したタイトルでもある。続編『Horizon Forbidden West』のフォトモードがどのような進化を遂げるのかも、注目したい点のひとつだろう。

*デスクトップ/モバイル用の公式壁紙をダウンロード可能

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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