『The Last of Us Part II』最新映像公開。「比類ない緊張感と豊富な選択肢の両立」を目指す野心作のゲームプレイに焦点を当てる


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月28日、PlayStationプラットフォームの新情報を発信する「State of Play」にて、PS4『The Last of Us Part II』の最新映像を公開した。State of Playの動画前半では、Naughty DogのディレクターNeil Druckmann氏が本作のゲームプレイや世界観を解説。動画後半では、約8分間のプレイ映像が披露された。

Naughty Dog史上最大かつもっとも野心的なゲームとなる『The Last of Us Part II』。物語は前作の出来事から数年後、生存者たちが平穏な生活を送っていたワイオミング州ジャクソン郡のコミュニティにて始まる。19歳になったエリーは、ジョエルの兄弟トミーや親友のディーナといった仲間とともに、ティーンエイジャーらしい日々を送っていた。しかし平穏の日々は長続きしない。とある事件をきっかけに、エリーは報復と正義のため危険な外の世界へと再び旅立つ。

冒険は複数の季節、複数の土地を巡りながら展開される。雪に覆われたジャクソンの山々から、アメリカ北西部の緑豊かな地域まで。物語の大部分は、元隔離地域のシアトル残存部が舞台となる。Naughty Dogの最新ゲームエンジンによって、圧倒的スケールとディテールとともに描かれる多様な環境。ただ美しいだけでなく、実在感と本物らしさにこだわって作られたポストアポカリプス世界だ。

広大な環境にて脅威に立ち向かうエリーは、新たな移動手段、脅威への対処法を駆使しながら報復の旅を続ける。エリーはジャンプにより隙間を飛び越えたり、オブジェクトに登るだけでなく、ロープを使って移動することも可能。こうしたアクションにより、新エリアや資源、サイドストーリーを発見できるという。徒歩での探索のほか、乗馬しての長距離移動、冠水した地域でのボート運転もある。

感染拡大と隔離地域の崩壊により、シアトルは係争地域になった。2つの勢力が、領土と資源を巡って争っている。街の大部分を支配している民兵組織WLF(ワシントン解放戦線)と、スカー(傷痕)とも呼ばれるセラファイトだ。WLFは銃器で武装した組織。WLFが連れて歩く番犬は匂いを嗅いで追跡してくるため、「聞き耳」能力で匂いの跡を確認し、移動し続けることで敵を惑わすことが望ましい。一方、セラファイトは隠密行動を巧みに使い、弓矢や無音武器で攻撃してくる。

もちろん、感染者の脅威も忘れてはならない。感染から日が浅いランナー、視力はないが危険なクリッカー、気配を消して迫ってくるストーカー。そして新しい感染者タイプのシャンブラー。こちらは膿胞だらけの硬い皮膚を持つ巨体の感染者だ。犠牲者に近づくとガス状の酸をまき散らす。そのほかにも、恐ろしいタイプの感染者が待ち構えているという。

比類ない緊張感と豊富な選択肢の両立を目指したという本作。エリーは、さまざまな能力・装備・環境の活用により、各局面に対処していく。感染拡大から25年が経過しており、植物は伸び放題。草に隠れたり伏せたりすれば敵から見えづらくはなるが、完全に隠れられるわけではない。近づかれるとバレる。いざとなれば走って逃げることに。建物のガラスを割って入ったり、狭い隙間を通っていったりと、逃走や奇襲に向けて適切なルートを見つけ出すのだ。

銃器で応戦するほか、おなじみのレンガやビンを敵に直接投げつけて動きを止めるのも選択肢のひとつ。感染者がWLF/セラファイトを襲うよう誘導するのも手だ。近距離戦になったときは、回避行動により敵の攻撃をかわし、カウンター攻撃を仕掛けることが可能。敵を盾にして弾除けにしてもよい。

道中で見つけたサバイバルガイドや素材によって、アイテム・武器・エリー自身を強化し、自分だけのプレイスタイルを構築。武器強化用の作業台では、集めた部品を使って武器をカスタマイズできる。また、その場の状況に応じて設置爆弾・爆発矢・サイレンサーといったアイテムを作成し、臨機応変に対処できる。

動画の最後に披露されたプレイ映像は、シアトルの街周辺からスタート。冠水したエリアの水面・水中を移動しながら敵地に侵入し、WLF兵士と思わしき人物に背後から忍び寄る。敵兵は、首元にナイフを突きつけられるまでエリーの接近に気づかなかった様子。イヤホンをつけて、PlayStation Vitaと思わしき携帯ゲーム機で遊んでいたからだ。イヤホンから漏れて聞こえるBGMは、『Hotline Miami』の「Hydrogen」。没頭してしまうのも無理はない。

どうやらエリーは「ノラ」という人物を探しているようで、居場所を聞き出そうと敵兵を詰問する。敵兵は情報を伝えたのち、一瞬隙を見せたエリーに反撃を試みるも、首元をナイフで突かれ失命する。その後、エリーはノラがいるという廃墟化した病院に向かうことに。手製サイレンサー付きのハンドガンやナイフ、弓矢、火炎瓶、DIY強化した木材などさまざまな武器で敵兵を倒しながら、シアトルの街中を移動する。

これまでに公開されてきた『The Last of Us Part II』の情報は、大部分が「対人間」に焦点を当てている。「憎しみ」や「暴力のサイクル」が本作のテーマになっていると、Druckmann氏は常々語ってきた。そうした関係もあってか、事前情報として人間同士の絆や対立が多く紹介されてきた本作。今回紹介された情報も、実際のプレイ時に体験できる内容のごく一部とのこと。暴力のサイクルの顛末のほか、未公開の新型感染者など、謎に包まれた部分は多い。

Naughty Dog最新作『The Last of Us Part II』は、PlayStation 4用タイトルとして6月19日に発売される。