『フォートナイト』v12.61アップデートにより「エイムアシスト強化」がトレンド入り。 アシスト有効範囲が100メートル以上に


Epic Gamesは5月26日、『フォートナイト』におけるv12.61アップデートを配信した。それにともないエイムアシストが強化されたようで、コミュニティの注目を集めている。強化されたのはPC版のパッドであり、エイムアシストの有効距離が大幅に伸びたことがYouTubeやTwitterなどで報告されている。『フォートナイト』の開発元であるEpic Gamesはパッチノートを一般に公開していないため、あくまで海外のプロゲーマーClix氏による検証がベースとなっている。


Epic Gamesは5月20日のv12.60アップデートのパッチノートをコンテンツクリエイター向けに配布しており、そこでv12.61でPCパッドのエイムアシストへ調整を行うことを予告していた。この時点では、Epic Gamesは強化とも弱体化とも明言してはいなかったが、エイムアシスト弱体化を予想していたプレイヤーも多かったのではないだろうか。4月29日配信のv12.50では、エイムアシストの反応速度が240Hzから60Hzへ変更され実質的な弱体化を受け、今回も何らかの弱体化がされると予想されていた。しかし結果的にはv12.61アップデートでエイムアシストは強化されることとなったのだ。

昨年「Swatting」の被害を受けたことでも記憶に新しい(関連記事)プロゲーマーClix氏などが調整内容を検証し、Twitterにて動画を投稿。その動画によって変更点が話題となり、日本でも「エイムアシスト強化」がTwitterのトレンド入りを果たした。つまり、“意外性のある”調整内容が話題となったわけだ。Clix氏の投稿した動画では、パッドのエイムアシストが100メートルを超えても有効になっていることが確認できるはずだ。

上の動画では、およそ150メートル程度までエイムアシストが効いているように見える。v12.60までエイムアシストの有効距離は100メートル以上へ届かなかったことを考えると、確かに強化されていると言える。いずれにせよ、パッチノートが公開されていない以上、v12.61アップデートの仕様変更については推測の域を出ない。Epic Gamesからの正式発表に期待したい。


ちなみにv12.61アップデートのそのほかの変更点としては、細かなバグ修正のほかにカジュアルマッチでのストームの仕様が変更されている。第一ストームが非常に大きくなり、島のほぼ全体がストーム内に入るようになった。また新たなチャレンジ「ストーム・ザ・エージェンシー」が追加。ミッションをクリアすれば、ツルハシや武器スキンなどが獲得できる。

『フォートナイト』では2019年10月に、PCからモバイルまで全てのサーバーが統合されて以降、エイムアシストは常に議論の的になっていた。海外で発言力のあるPC版の競技プレイヤーや配信者が、パッドのエイムアシストに否定的な意見を発信している例も多い。そうした背景を踏まえれば、今回のエイムアシストの強化は意外な調整と捉えられる。もともとエイムアシストは繊細なトピックだったこともあり、話題になったのだろう。混合サーバーという環境のなかで、パッドの生命線ともいえるエイムアシストは今後どのような調整を受けるのだろうか。