『CoD: Warzone』謎に包まれたバンカーの扉がついに開かれる。中には一体なにが

 

Infinity Wardは5月20日、『Call of Duty: Modern Warfare』および『Call of Duty: Warzone(以下、CoD: Warzone)』に向けて新たなアップデートを配信した。『CoD:MW3』からの復刻マップ「Hardhat」の追加やプレイリストの更新などがおこなわれる。また『CoD: Warzone』向けには、強制収容所用の武器や新アイテムが追加。試合環境の大幅な変化が予想されるなか、今回のアップデートにおいてはヴェルダンスクに点在する“あのロケーション”にも変化が現れているようだ。そう、固く閉ざされたバンカーである。

『CoD: Warzone』の舞台となるヴェルダンスクには、300以上のランドマークが存在する。空港や駅、遺跡からTVステーションに至るまでその種類はさまざま。そしてその中には、何らかの秘密が隠されていると思わしき謎めいた建物やオブジェクトも含まれている。そのひとつがバンカーだ。『CoD: Warzone』の配信開始時から存在が確認されているものの、中に入ることは一切不可能。さらに入り口付近にはキーパッドが設置されているが、インタラクトさえできない。その奇妙さからバンカーの存在については、コミュニティなどでたびたび話題として挙がっていたものの、誰ひとりとしてその扉は開けられず。バンカーの内部はベールに包まれたままであった。

こうして今日に至るまで誰も侵入できずにいたバンカーであるが、ついにこの度、その固く閉ざされた扉を開けることに成功したプレイヤーが現れた。eスポーツチームFaZe Clanに所属するFaZe Dirty氏は、自身のTwitterにてバンカーの内部に入れたことを報告。あわせて投稿されたビデオクリップには、Dirty氏が味方とともにバンカーに突入する様子が収められている。ゆっくりと外されていく扉のロック。入り口からは狭く暗い廊下が続いている。いかにもバンカーという構造だ。しばらく進むと中には、大量のクレートが。そして突き当たりにはなんと、またもやロックのかかった扉が設置されている。入り口と同様に付近にキーパッドが設置されているものの、こちらは起動できなかったようだ。つまり、扉の中には、また違う扉があったのだ。



バンカーの開扉についての報告は、Dirty氏以外のプレイヤーからも続々と寄せられている。興味深いのは、いずれのプレイヤーも「赤のキーカード」をパッドにかざすことで扉を開けている点だ。このキーカードについては先月末、redditユーザーのあいだでその存在が報告されていた。しかし該当のスレッドにはキーカードをパッドにかざしても何も起きなかったという声も寄せられており、結局バンカーを開けたものは現れず。謎は膨らむばかりであったが、どうやら赤のキーカードはバンカーのロックを外すためのアイテムであったようだ。一方、バンカーへの侵入報告はDirty氏のものを含み、いずれも5月20日に寄せられている。以上の点を踏まえるとキーカードによるバンカーの扉の解除は、おそらく同日のアップデート後に初めて可能となったのだろう。


そしてもうひとつ着目すべき点として、各プレイヤーが開扉するバンカーの番号が挙げられるだろう。バンカーは、ヴェルダンスクを囲むように全部で12個配置されている。それぞれに00から11までの番号が割り振られており、各バンカーの入り口付近の柱には対応するナンバーが記されている。ちなみに前述したDirty氏が開けたバンカーは00。マップ南西の端に位置するバンカーだ。一方、他のプレイヤーから寄せられた報告では08だったり、04だったりとナンバーはばらばら。場所も異なるにもかかわらず、いずれの扉も赤のキーカードで開いている。さらに内部の見た目もほとんど同じであり、大量のクレートが配置されている点や突き当たりが再び閉ざされている点も一緒。今のところ各バンカーの内部において、大きな違いはない印象だ。


今回のアップデートを機に、ついに扉の開錠が可能となったバンカー。しかし今回、内部にはもうひとつの閉ざされた扉があることが判明。結局のところバンカーの秘密は現時点ですべて解明されたとは言えず、むしろ謎が増えた形となった。ともあれ内部にはオレンジ色含む大量のクレートが存在するため、レアアイテムを探す場所として有用であることは間違いなさそうだ。もし赤のキーカードを見つけた際は、バンカーの開錠を試みてみるといいだろう。戦闘で優位に立てるかもしれない。そして今後もアップデートによってバンカー含むイースターエッグの謎が解明されていくのか、それとも秘密を解き明かす糸口はすでにマップ内に存在しているのか。『CoD: Warzone』のマップに目を凝らしておこう。