『あつまれ どうぶつの森』の“ジャックの高額売買”に疲れた人々、ジャックを「ダンボール」で囲う奇行にはしり出す

Image Credit : Raymond ||SFW @MaidTwink / 任天堂
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『あつまれ どうぶつの森』の新どうぶつとして登場し、人気街道をひた走るジャック。あまりに人気があるがゆえに市場価値が高く、“商品”として売買されることも少なくない。そんなジャックの商品化に辟易した人々が、彼をダンボールで囲う奇行に走り出しているようだ。Polygonが報じている。

ジャックは、ネコ系の男性どうぶつキャラ。性格はキザで、口癖は「キリッ」。メッシュの前髪、オレンジ色の右目と緑色の左目のオッドアイ、黒メガネ。顔つきも整っており、さらにシリーズ初のキザ性格のネコキャラということで、かわいさとクールさを兼ね合わせたどうぶつとして親しまれている(Real Sound)。執事服だけでなくメイド服も似合う中性的なネコとして、不動の人気を確立しているのだ。

ジャックの人気は過熱し続けており、市場価値が高まっている。本作から登場している関係で、ジャックのamiiboカードはまだ存在しておらず、“ナマ”のジャックがeBayやNookazonといったオークションサイトで売買されているのが現状だ。そんな状況に辟易した海外ユーザーたちによって、奇妙なネットミームが生み出されている。それが「Raymond in boxes」である。

Raymondとはジャックの英語名で、つまり「Raymond in boxes」は“箱の中にいるジャック”を意味している。ジャックをダンボールで囲ったり、ジャックをダンボールの中にいれたり。ジャックを大量のダンボールの置かれた部屋に入れたり。ジャックを映したNintendo Switch本体を箱に入れるという荒々しい手法も。とにかくジャックを箱と絡めたブラックジョーク「Raymond in boxes」が、コミュニティでやたらと流行っているのだ。

しかし、コンテクストを把握してもなお、なぜジャックをダンボールで囲う奇行が流行しているのか、疑問に思うことだろう。「Raymond in boxes」が流行している理由は、ネットサイトでの売買に起因している。eBayなどで「Raymond」と入れると、ジャックが出品されていることが確認できるが、それらの出品に際しては「ダンボール部屋にいる」画像が添えられていることが多い。どうぶつは、引っ越してくる時も出ていく時も直後や直前においては、荷物を片付けダンボールに囲まれた部屋で1日を過ごす。ダンボール部屋の画像を添えることで、「今すぐ取引できますよ」という証明になっているわけだ。

つまり、「Raymond in boxes」は、ダンボール部屋に押し込められがちなジャックを、憐れむネットミームなのだ。もしくは魅力あるどうぶつを商品として扱おうとしている人々への皮肉の意味も込められているかもしれない。またネコという種族上、ダンボールに入れられ捨て猫的な図が似合うといった箱との相性の良さもあり、好評を博している可能性もある。いずれのコンテクストでも、「ジャックが取引されている」というニュアンスが含まれている。ネットミームとしては得てして、明確なルーツや定義を言語化するのが難しいものであるが、ジャックの売買に対するアンチテーゼが原点にあることは間違いなさそうだ。大量の箱に圧倒されるジャックは、なんだか愛らしい。

なおジャックについては、擬人化のファンアートがホットなどうぶつでもある。ジャックが気に入った方は、メイド服を着せるだけでなく、二次創作の世界を覗いてみるのもいいだろう。ちゃちゃまる(関連記事)とはまた異なる路線で人気を集める新どうぶつジャック。かっこいいもかわいいも担当できる、中性的などうぶつとしてこれからも愛されていきそうだ。

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