ゲーム開発者向けイベントCEDEC 2020はオンラインにて開催へ。開催期間は9月2日から4日、詳細は決定次第発表


一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は5月8日、コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2020(以下、CEDEC 2020)の開催を、オンラインへと変更すると発表した。開催期間は、9月2日から4日までの3日間。今回の変更は、新型コロナウイルスの影響によるもので、オンライン開催の詳細については決定次第順次発表されるという。

CEDECは、ゲームや映像コンテンツといった、コンピュータエンターテインメントの開発および研究などに関わる諸人が集い、開発技術やビジネス情報の公開と共有を行うことで業界の発展を目指す、国内のゲーム開発者受けカンファレンスだ。CEDEC 2020は、Xbox Series XおよびPlayStation 5の発売が2020年末に迫っていることを踏まえ、「Brand New!」をテーマに200セッションの実施が予定されていた。

流れとしては今年1月に、パシフィコ横浜ノースでの開催が告知された。2月からセッション講演者の公募が行われ、4月からは出典およびスポンサーセッションの募集も行われていたが、5月8日にオンライン開催への変更が発表された。オンライン開催への変更は、新型コロナウイルスの感染が広がっている昨今の状況を踏まえ、来場者や関係者などの健康や安全を考慮した結果行われるもの。開催期間は9月2日から4日までの3日間で変更はなく、前述したようにオンライン開催の詳細については決定次第順次発表される。

同日に発表された東京ゲームショウ2020の中止を含め、Game Developers Conference 2020、E3 2020、gamescom 2020、GTMF2020、Paris Games Week 2020など、新型コロナウイルスの影響により全世界でイベントやカンファレンスが中止されている中、CEDEC 2020のオンライン開催への早期変更決断はむしろ望ましいとさえ言えるかもしれない。なおCEDECでは、数年前からセッションの一部をYouTube Liveなどでライブ配信しており、オンライン上から講演に参加できた。ライブ配信のアーカイブは非公開になっているが、スポンサーセッションについてはCEDECの公式YouTubeチャンネルにて動画が公開されている。