FPS/RTSハイブリッド『Disintegration』6月16日海外リリースへ。機械体に脳移植した人類の、尊厳を巡る闘争描く
【UPDATE 2020/05/08 12:45】
パブリッシャーのPrivate DivisionおよびゲームスタジオV1 Interactiveより、『Disintegration』デジタル版の日本展開は2020年秋となることが明かされた。日本では、PlayStation 4/Xbox One向けに49.99ドルで販売される。その際、日本向けに完全ローカライズされる予定とのことだ。
【原文 2020/05/07 23:33】
Private Division/V1 Interactiveは5月7日、『Disintegration(ディスインテグレーション)』の海外発売日を発表した。PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)用タイトルとして、6月16日にリリースされる。『Disintegration』は、「Gravcycle(グラビサイクル)」と呼ばれるホバークラフトのパイロットとして一人称視点で機体を操縦しつつ味方の歩行ユニットに指示を出す、FPSとRTSのハイブリッド作品だ。以下は発売日の発表にあわせて公開された最新ストーリートレイラーである。
同作の舞台となるのは、感染病の世界的流行や食糧不足などにより国家が崩壊した、近未来の地球。科学者たちは人類を滅亡の危機から救うべく、人間の脳を身体から取り出し、機械体に移植する統合手術(インテグレーション/機械転向)を編み出した。この技術により人類は延命に成功。本来は危機的局面を乗り切るための、一時的な対策として採用された機会転向技術であったが、次第に生身の人間に戻ることを拒み、機械転向こそが人類の未来であると考える者たちが現れ始めた。組織化した彼らは「Rayonne(レイヨン)」と名乗るようになり、残された生身の人間を捕獲しては機械転向を強要。従わない者を排除してまわっている。
機械転向済みの主人公Romer Shoal(ローマー・ショール)は、かつてグラビサイクルの凄腕パイロットとして名声を馳せた人物。機械転向処理を受け、アウトローとして活動していたところ、レイヨンに対抗する組織の人間に出会う。そうして反乱組織の一員となったローマーは、新たなグラビサイクルを授かることに。人類の尊厳を取り戻すべく、ローマーは仲間を連れて新興世界軍レイヨンとの闘争に参加する。
同作は約8~10時間のシングルプレイキャンペーンと、チームベースのマルチプレイモードを収録。マルチプレイモードは5対5のチーム戦であり、各プレイヤーはマッチ開始前に、複数種あるクルー(同モードにおけるクラス)の中からひとつを選択。それぞれ機体の役割・性能・使用武器、そして同行する歩行ユニットの種類が異なる。自機を操りチームメイトと協力しながら、コントロールエリアの制圧、目的地への核コア輸送、倒した敵が落とす脳容器の回収と、ゲームモードに応じた目標の達成を目指す。
『Halo』の共同クリエイターとして知られるMarcus Lehto氏が指揮をとる、異色のFPS/RTSハイブリッド『Disintegration』。詳細については、2020年3月に開催されたメディア向け説明会のレポートにて記載している。同作の日本語対応時期に関しては、現在問い合わせ中だ。