『Apex Legends』シーズン5にて、新レジェンド「ローバ」参戦。レヴナントへの復讐に燃える女シーフ


Respawn Entertainmentは5月1日、『Apex Legends』アウトランズ・ストーリーズ「盗人の宿怨」を公開。あわせて同作のホームページも更新され、来るシーズン5のタイトルおよび新レジェンドの姿が明かされた。また同シーズンにおける新要素や変更点についても、一部その内容が公開されている。

まず新レジェンドについて、『Apex Legends』シーズン5「運命の行く末」では、ローバ・アンドラーデと呼ばれる女性が参戦。公式サイトの説明文によると、彼女はスタイリッシュかつ機知に富んだレジェンドのようだ。欲しいものは何でも手に入れるというポリシーを持つ。今回公開された「盗人の宿怨」では、そんなローバのバックグラウンドを見ることができる。

映像の冒頭、横たわる何者かを見つめ、悲しみをあらわにするひとりの少女。この少女こそがローバであり、シーズン5の新レジェンドである。どうやら幼少期に大切な人を失い、それ以来、心に深い傷を負ってしまったようだ。そして時は過ぎ、立派な女性となったローバ。彼女は過去の惨劇を忘れるように、シーフ(盗人)としての人生を歩んでいた。幾多の困難を乗り越え、さらに仲間との出会いもあり、ローバは富や名声にかかわるすべてを手に入れつつあった。

しかし何をしようともローバの心には、癒えない傷がある。いくら富を得ても、スキルを磨いても、常に何かが欠けているような感覚。ローバの人生は成功を重ねる一方で、そこには何らかのわだかまりが存在していた。そして、とある日の夜のこと。寝床に入ろうとしていたローバの耳に、思いもよらない情報が飛び込む。なんと、過去の惨劇を引き起こした犯人を仲間が見つけたようだ。モニターに映しだされたのは、紛れもなく大切な人の命を奪った張本人、レヴナントの姿であった。ローバはモニターを見つめ、彼への復讐心をあらわにする。

映像の冒頭で気づいた方も多いと思われるが、実は今回の映像はシーズン4「アシミレーション」ローンチトレイラーと密接な関わりがある。同トレイラー内では、レヴナントがHammond Robotics社を強襲。次々と社員を殺害していく様子が映されていたが、その最後に殺された人物こそがローバの大切な人であり、父である(その前には母も殺されている)。そして言わずもがな、「アシミレーション」ローンチトレイラーにおいて、たびたび映される少女はローバだ。また同トレイラーの最後では、父の死体を目の前にして、復讐の表情を浮かべるローバの姿が伺える。

つまり今回公開された「盗人の宿怨」の冒頭部分は、「アシミレーション」ローンチトレイラーの末尾部分からつながっている。そして「盗人の宿怨」は、レヴナントによるHammond Robotics襲撃事件のその後をローバ視点から描いた映像というわけだ。以上の経緯からローバは、レヴナントへの復讐心を燃やしている。シーズン5のゲーム内において、こうした両者の関係性はどのように描かれるのか。気になるところだ。

ちなみに『Apex Legends』の公式Twitterでは、先日より何かを匂わせるようなGIF画像が2つ投稿されている。そこには謎の文章が映されており、Hammond Robotics社の上役がレヴナントを抹殺する方法を模索していることや、機械と人間の中間に位置する存在「SIMULACRUM」についての情報が集められていることが示唆されている。またゲーム内では現在、謎めいたイースターエッグも発見されており、これらもシーズン5およびローバに関係している可能性は高そうだ(関連記事)。

一方で、ローバの具体的な能力や性能などについては現時点で明かされておらず、まだまだ謎は残る。またシーズン4においてフォージの参戦が突如取り消されたケースを踏まえると、今後シーズン5の詳細が明かされていくなかで、何らかのサプライズが用意されている可能性も考えられるだろう。ひとまず今は、公式によるさらなる詳細の発表を待っておこう。

なおシーズン5の情報についてはほかにも、新要素としてクエストが実装されることや、ランクモードにおける仕様の変更について明かされている。クエストについては、達成することで豪華な報酬を獲得できるコンテンツとなるようだ。ランクモードに関しては、大きな変更点として再接続機能が導入される。これにより、インターネットの不具合や停電などによって接続が切れた場合にも、進行中の試合に素早く戻れるとのこと。そのほかシーズン5におけるランクモードの詳細については、こちらのページ
を確認して頂きたい。

『Apex Legends』シーズン5「運命の行く末」は、日本時間の5月13日より開始予定となっている。