スタイリッシュ3D魔法少女アクション『Mahou Arms』Steamにて4月29日早期アクセス配信開始へ。プラチナゲームズ作品に影響を受け開発


海外のゲームパブリッシャーSekai Projectは4月22日、『Mahou Arms』の早期アクセスを4月29日に開始すると発表した。対応プラットフォームはSteam。日本語対応は未定。少なくとも2年間は開発が続けられる予定で、早期アクセス期間中は25%ほど安い価格になるという。

『Mahou Arms』は、魔法少女を操作し、エイリアンの軍勢と戦う3Dアクションゲーム。海外のインディーゲームスタジオDischan Mediaが開発中の作品である。本作の舞台は、エイリアンの軍勢により支配されつつある地球。世界的な準軍事組織GARDAは、エイリアンの軍勢Locksの侵略に対抗する手段を模索しており、辿り着いたのが魔法少女だった。プレイヤーはGARDAの司令官であり、過去の戦争で捕虜だったという人物。人類の明日のため、魔法少女分隊を指揮して戦うことになる。

ゲームプレイでは、魔法少女を操作してエイリアンと戦闘を繰り広げる。『ニーア オートマタ』『ベヨネッタ』『デビル メイ クライ』からインスピレーションを受けており、「プラチナゲームズ」スタイルの操作性を重視したアクションを採用。弱攻撃、強攻撃連打によるコンボや、多彩な動きが用意されているようだ。

早期アクセス開始時には、赤と白の衣装を身にまとった金髪の魔法少女Ameliaがプレイ可能。彼女のムーブセットは完成しており、メインストーリー2つと簡単なサイドミッションが搭載されている。それぞれ固有の動きとプレイスタイルを持つ3人の魔法少女が登場予定であり、ボスとの戦闘やミッションなどが追加されていくそうだ。また、司令官が魔法少女たちと交流するデートシム的な要素、GARDA基地を建設するシステムも搭載されている。

公開されている動画では、荒廃した都市を背景に、黒い何かに覆われた人型の敵や、無機質な敵に向かって力を振るう魔法少女の姿が確認できる。人気のないビル街。雨の降りしきるショッピングモール。敵を相手に次々に技を決め、舞うように戦う魔法少女の姿は、重厚なストーリー展開やスタイリッシュで爽快なゲームプレイを思わせる。スタイリッシュランクらしき何か、洗練されたUI、メイン装備以外のアイテム、コミック風の表現が用いられた2Dのカットシーンも映されており、全体的なクオリティの高さが伺える。『Mahou Arms』のモデル、アニメーション、音楽、効果音などを含めたコンテンツは、全てカスタムメイドで作成されているそうだ。

本作を開発しているDischan Mediaは、Greenlightを利用して2013年にビジュアルノベル『Dysfunctional Systems: Learning to Manage Chaos』をSteamでリリースしたインディーゲームスタジオだ。『Mahou Arms』の開発は、ゲームエンジンにUnreal Engine 4を採用し、2018年にスタート。Patreonに掲載されている情報によれば、開発チームは3名。早期アクセス配信においては、『Mahou Arms』の完成を望むプレイヤーのサポートがなければ成功する可能性が低く、プレイしてもらうことで他のプレイヤーと共有したり、フィードバックによって開発サポートを得るために実施しているという。多くのサポートが得られれば、より多くのコンテンツを早く提供できるそうだ。満足の作品に仕上がるには2022年まではかかると予想されており、早期アクセス中は25%安い値段で販売される。『Mahou Arms』は2020年4月29日にSteamにて早期アクセス開始予定だ。