ダンジョン探索2DアクションRPG『クロスソウル』Steamにて無料で早期アクセス配信開始。後の有料化を見据えフィードバックを募る

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ゲーム制作サークルみどりげーむずは4月22日、『クロスソウル』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはSteam。プレイヤーからのフィードバックを求めるため、現在の価格は無料。早期アクセス後期以降は有料へ移行予定となっているが、無料期間にライブラリへ追加しておけば有料化後もそのまま遊べるそうだ。
【UPDATE 2020/4/22 20:05】
タイトルを「不思議のダンジョン風2DアクションRPG『クロスソウル』Steamにて無料で早期アクセス配信開始。後の有料化を見据えフィードバックを募る」から、「ダンジョン探索2DアクションRPG『クロスソウル』Steamにて無料で早期アクセス配信開始。後の有料化を見据えフィードバックを募る」へと変更

『クロスソウル』は、少女を操作してダンジョンへ潜る不思議のダンジョン風2DアクションRPGである。開発者自身も同作を、横縦スクロールの「不思議なダンジョン」と紹介している。最初の舞台となるのは、江戸時代の小さな集落。主人公の1人、蒼馬蒼葉(そうまあおは)は雲賀の里に住むくのいち見習いの少女。里で開かれるお祭りの日、近くの街道に妖怪が現れ、子供が行方不明になってしまう。アオハは雲賀の忍びの1人として捜索へ参加し、妖怪たちと戦うことになる。

またゲームが進行すると、江戸時代から古代エジプトへ舞台が変化。もう1人の主人公、小さな国ラーハルムを収める幼き女王アーサムーハへと視点が変わり、夢に落ちた住人たちを救うため、精神の迷宮へ挑む。本作のストーリーは、1人の少女の視点から2つの時代で描かれていく。

ダンジョン内には敵が待ち構えている。アオハとアーサムーハは、武器による攻撃とジャンプが可能。ジャンプや移動を駆使して攻撃をかわしつつ、武器を使って敵を撃退。各フロア内に設置されている奥に繋がる道を見つけ出し、最奥に潜むボスを倒すとダンジョンクリアとなる。ダンジョンに潜る際はレベルがリセットされるが、アイテムの持ち込みはできる。ダンジョン内には武器や回復アイテムが落ちているほか、敵を倒すと経験値が入手でき、上手く探索していくことで少女たちが強くなっていく。

またアオハとアーサムーハでは、使用できる武器や特殊能力などが異なる。アオハは、くないや脇差といったクノイチらしい武器と、短距離の転移を使うリーチの短いキャラクター。二段ジャンプが可能で、武器に設定された硬直が短めのインファイターになっている。アーサムーハは、槍と弓を使い、足場の生成が可能。リーチが長い代わりに、硬直も長めに設定されている。まとめると、ローグライクダンジョンRPG風のシステムを採用した、2DアクションRPGといったところだ。グラフィックには、敵も含めてイラストが採用されており、2人の主人公はかわいらしく仕上がっている。

本作を手がけているみどりげーむずは、全年齢/18禁のフリーゲーム作品などを公開してきたミドリコ氏によるサークルだ。同氏は、Steamのストアページ上にて、開発者としての経験が少なく、ユーザビリティの判断に自信がないとコメント。資金よりもフィードバックとゲームを知ってもらいたいと考えたことから、早期アクセス開始時の無料公開を決断した。フィードバックは、バグを含め、ゲームに関するアイデアやバランス、建設的な内容なら何でも良いそうなので、メール、ツイッター、Steam上の掲示板から感じたことを送ってみるといいだろう。

『クロスソウル』の開発は2019年の夏からスタートし、2020年内の製品版リリースを目標に開発が進められている。現在遊べるのは1時間から2時間程度の内容となっているが、製品版ではボスのパターン、ダンジョン内のイベントや特殊なフロアパターン、アイテムの種類、一部未実装のサウンド、短時間/長時間/レアアイテム収集用などのエキストラダンジョンといった内容を追加。早期アクセス後期に有料化し、製品版では正規の価格に引き上げられることが予定されている。フィードバックや早期からゲームをプレイしてくれたことに対する感謝として、有料DLCのリリース、追加料金などは予定していないという。

本作はまだまだ開発中なため、短時間のプレイでもアクションの少なさやバランス調整の甘さなどは感じられた。しかし、同時に素朴なアクションゲームとしての楽しさはあり、まさにフィードバック次第なのだろう。『クロスソウル』はSteamにて無料で早期アクセス配信中となっている。

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