宇宙船解体アクション『Hardspace: Shipbreaker』6月17日よりSteam早期アクセス配信開始へ。借金地獄からの脱出のため、目指せ一攫千金


パブリッシャーFocus Home Interactiveは現在開発中のシミュレーションアクションゲーム『Hardspace: Shipbreaker』のSteam早期アクセスを6月16日(日本時間では17日)より開始することを発表した。開発を手がけるのは『Homeworld: Deserts of Kharak』の制作に携わったBlackbird Interactive。なお本作はPC(Steam)のほか、PlayStation 4及びXbox Oneに対応することが発表されている。

 

※ IGNによるプレイ動画

『Hardspace: Shipbreaker』は、宇宙開発競争が激化した未来を舞台に据えるシミュレーションアクションゲームだ。抱えた負債は999,999,999 クレジット。自らの命よりも重いであろう金額をその身に背負うこととなったプレイヤーは、借金の全額返済を目指し、危険極まりない宇宙船解体事業に従事することになる。業務契約先は宇宙船サルベージ企業LYNX」彼らが提供してくれるレーザーカッターは、鉄板だろうがプラスチックだろうが何でも切り裂く優れモノだ。これに狙った対象を引きつけ誘導する特製銃を組み合わせることで、外壁をどかし、接続部分から引き剥がし、物理法則を利用して対象の物品を回収、納品していくことがゲームとしての目的となる。そのほかボーナスとして、追加の報酬を得ることができる船内パーツも存在しており、たとえば動力炉やプロセッサといった貴重品を納品していくことこそ、借金地獄から早く脱するための手段と言えるだろう。優れた成績を残していくことは、最終的にはクライアントから提示される業務内容のクオリティ向上にも繋がっていく。

ただいくら宇宙開発が盛んな時代とはいえ、作業現場である宇宙はもちろん危険な環境であることに変わり無い。ボンベから供給される酸素が途切れた途端に死んでしまうし、カッターで危険物に刺激を与えれば当然死ぬ。物品誘導ミスで自分に衝突させれば、やっぱり死んでしまう。攻略対象である宇宙船の内部は自動生成されるため、小手先のテクニックは通用しない。しかしそこはSF作品。プレイヤーのDNA情報は企業に握られているため、死んでも即座に肉体を生成可能だ。もちろん費用がかかることはお忘れなく。その他ツールのアップグレード要素や、時代背景を記した設定資料といった収集要素も用意されている。

この度用意された早期アクセス版では、ストーリーキャンペーンの冒頭部分(Act1)をはじめ、サルベージ対象となる2種類の宇宙船および、作業用工具の一部アップグレード機能などが用意されているという。また攻略対象となる宇宙船の追加やデイリーチャレンジ実装など、製品版発売までの間、継続的なアップデートを行う予定であることも発表されている。本作のクリエイティブディレクターであるTrey Smith氏は今回早期アクセスという方針を採用したことに関し、ゲーム制作に関しては明確なビジョンがある一方、まだ考えなくてはならない課題もあり、これらをプレイヤーと共に考えていきたいとのことだ。興味がある人は早期アクセス版の購入と共にDiscordを通じたコミュニティの参加に関しても検討してみてはいかがだろうか。