密集団解散3Dアクションゲーム『密です』が開発される。都知事が空を飛び、密集団を解散させるソーシャルディスタンスゲーム

 

個人開発者のもうせ氏は4月20日『密ですゲーム』のゲームプレイ動画をTwitter上で公開した。本作は、都知事になって密集団を発見し、解散させるゲームである。使用されたゲームエンジンはUnity。動画だけでなく、ゲーム本編の公開予定だという。

https://twitter.com/motulo/status/1252024209678745601

『密ですゲーム』は、「家でプレイステーションをしてろ」などと言われている昨今の状況を踏まえて開発された3Dアクションゲーム。群青ちきん氏による同名のゲーム作品『密ですゲーム』に影響を受けて開発された、同作の3D版とも言うべき作品だ。本作の舞台は、東京ではなくニューヨーク。プレイヤーは、都知事に似た灰色のスーツを身に纏う何者かを操り、人気の少ない大都会を探索。街中で会話をしている一団や、ダンスミュージックをバックにパーティーを繰り広げている密集団を見つけ出して、タイムリミットまでに全ての密集団を解散させるのが目的だ。特に説明されていないが、作中でも何らかのウイルスが世界的に蔓延しており、感染を防がなくてはならないのだろう。

プレイヤーが出来ることは、密集団に「密です」と声をかけてソーシャルディスタンスを徹底させることと、飛行。動画40秒からは都知事が飛行する姿が映されており、上空から密集団を探し出し解散させる様はヒーローそのものだ。2つの能力を駆使して、無事に周囲から感染の危険を減らすことができれば、ゲームクリアとなる。

本作を開発したもうせ氏は、コーネル大学でヒューマンインタフェースの研究をしている大学院生。前述のとおり、群青ちきん氏による同名の『密ですゲーム』に影響を受けて本作の開発をスタート。舞台が東京でないことについては、持っている3D背景がそれしかなかったためだという。なお、本作に使用されている背景は、UnityAssetStoreで販売中のローポリ風3D背景アセット「POLYGON – City Pack」である。

もうせ氏による『密ですゲーム』は、密集団の自動ランダム配置およびレベル設定終了後に、Web上に公開予定。記事執筆時点ではまだ公開されていないので、早く遊びたい方は同氏のTwitterをフォローしておくといいだろう。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。