ミクロの世界でキッズたちがサバイバルする『Grounded』7月28日にPC/Xbox Oneにて早期アクセス配信へ
マイクロソフトは4月8日、傘下のデベロッパーObsidian Entertainmentが開発するサバイバル・アドベンチャーゲーム『Grounded』を、7月28日にPC/Xbox One向けにリリースすると発表した。まずはXbox Game Preview/早期アクセスとして配信し、さらに開発を進めていく計画だ。
『Grounded』は、蟻のように小さくなってしまった子供達が裏庭を舞台にサバイバルをおこない、元どおりの身体に戻って家に帰ることを目指す作品だ。裏庭にはさまざまな植物が生い茂っており、草を刈ったり木の実を集めたり、石を砕いたりして食料や資源を集め、道具をクラフトし拠点を構築しながら、このミクロの世界を生き抜く。また、通常は小さな虫もここでは巨大な脅威となるため、武器や防具のクラフトも求められる。
本作は最大4人での協力プレイに対応するが、今回公開されたトレイラーではソロプレイに焦点を当てたゲームプレイが披露された。ソロであっても、クラフトや拠点構築を含め、同じように楽しめる。また、バトルにおいてはさまざまなプレイスタイルを許容し、ガンガン攻めるプレイでもステルスプレイでも問題ないとのこと。本作は、ひとりで気ままにプレイしたいプレイヤーも安心というわけだ。
また、NPCのロボット「BURG.L」が新たに登場。BURG.Lは、元の大きさの身体に戻る方法を知っており、ガイド役としてプレイヤーの助けになってくれるという。BURG.Lによると、小さくなってしまった子供達は本来ここにいるべき存在ではなく、何らかの機械を利用することで元の身体に戻れるが、その機械はいま故障しているとのこと。映像では、自然あふれる裏庭には似つかわしくない人工的な施設が映し出されており、これがその機械に関係しているのかもしれない。
開発元のObsidianは、『The Outer Worlds』や『Fallout: New Vegas』『Pillars of Eternity』シリーズなど物語主導のRPGを手がけてきたことで知られ、本作においては同スタジオのストーリーテリングの手法を拡張させることに挑戦しているそうだ。ひとつには環境面から物語を伝えることが挙げられており、あらゆる要素についてなぜこの場所に存在するのか、ディテールにこだわって制作しているとのこと。
また上述の人工的な施設については、このミクロ世界における秘密の存在であり、背後にいるのは何者なのかなど、本作の物語と探索に深みをもたらすものになるという。BURG.Lの存在自体も、プレイヤーの味方らしいがまだまだ謎が多く気になるところである。
『Grounded』は、Xbox One/Windows 10向けにはXbox Game Previewとして、そしてSteam向けには早期アクセスとして7月28日に配信予定。日本でのサービス開始が決定したばかりのXbox Game Pass Ultimateの加入者向けにも提供される(関連記事)。
リリース時点では全体の20%ほどの物語と、3種類の環境、クラフト・拠点構築要素、少なくとも10種類の虫を収録し、ソロあるいはオンライン4人協力プレイが可能となる。武器と防具は、最初の2ティア分がクラフト可能とのこと。正式リリースは2021年内を予定しており、この間にさらなる環境やクラフトレシピ、虫の種類など新たなコンテンツを追加し、そして物語を完結させる計画だそうだ。