PS5用の新ワイヤレスコントローラー「DualSense(デュアルセンス)」お披露目。「五感に訴えかけるゲーム体験」目指す

PS5用の新ワイヤレスコントローラー「DualSense(デュアルセンス)」お披露目。Tempest 3Dオーディオ技術、ハプティックフィードバック、アダプティブトリガーなど「五感に訴えかけるゲーム体験」目指す。マイクはDualSense内蔵。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは4月8日、プレイステーション 5(PS5)用のワイヤレスコントローラー「DualSense(デュアルセンス)」の外観写真を公開した。「五感に訴えかけるゲーム体験」の実現を目指す新コントローラーは、先日PS5のリードシステムアーキテクトを務めるマーク・サーニー氏が解説したTempest 3Dオーディオ技術に加えて、さまざまな新機能の搭載により別次元の没入感をもたらすという。人間工学に基づき、あらゆる手の大きさにフィットする快適性を実現したとのこと。

DualSenseでは、PS4のワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)の良さを残しつつ、新機能の追加や、快適で遊びやすいデザインをさらに追求。先述したTempest 3Dオーディオによる聴覚体験の向上だけでなく、ゲーム体験における「触覚」の可能性を開拓。PlayStation.Blogの発表によると、ハプティックフィードバックの搭載によって、「車が泥道を走るときの重いずっしりとした感触など、ゲームプレイ中にさまざまな強力な感覚を表現することができる」とのこと。またL2/R2ボタンにはアダプティブトリガーを搭載し、たとえば弓矢を引き絞るときの抵抗力を感じられるようになる。「必要なコンポーネントをハードウェア内に収めながらも、握ったときに厚みを感じさせないよう」試行錯誤を重ねたという。

新機能の追加だけでなく、コントローラーの稼働時間を長くし、重量減を実現するための工夫も凝らされたとのこと。ボタン配置はDUALSHOCK 4を基本としているが、SHAREボタンは「Create」ボタンに変わっている。SHAREボタンの機能は残しつつ、ゲームプレイをもとにしたコンテンツ作成・共有、仲間内で楽しむ新しい方法を開拓しているとのことで、詳細は後日明かされる。名称は変わったが、SHAREボタンの機能を拡張するものだと考えられる。またDualSenseではマイクを内蔵しているため、ヘッドセットがなくてもボイスチャットができるようになった。ボイスチャットに参加するハードルが下がることだろう。コントローラーの配色は、単色ではなく二色となり、ライトバーもコントローラー上部からタッチパッド両脇に配置が変更されている。

そのほか、DualSenseの詳細については国内PlayStation.Blogにて確認可能だ。なお最近では、年末商戦での発売に向けて次世代機の情報が続々と公開されている。PS5の超高速カスタムSSD、可変クロック周波数を採用するCPU/GPU、後方互換機能、そして高精度でクリーンそしてリアルかつ説得力のあるサウンドを実現する3Dオーディオ技術については、リードシステムアーキテクトのマーク・サーニー氏が解説済みだ(関連記事)。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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