カラフルなロボット製造業経営シム『Good Company』日本語対応でSteam早期アクセス配信開始。自動化を進め、ハイテク企業を目指せ

パブリッシャーThe Irregular Corporationは4月1日、『Good Company』の早期アクセス配信を開始した。『Good Company』は、電子製品やロボットの製造業を営む企業のCEOとなる経営シミュレーションゲームだ。

イギリスを拠点とするパブリッシャーThe Irregular Corporationは4月1日、『Good Company』の早期アクセス配信を開始した。対象プラットフォームはPC(Steam/GOG)。価格はSteam版が2570円、GOG版が24.99ドル。なお、Steam版については、4月8日まで10%オフの2313円で購入可能。本作は日本語にも対応しており、丁寧なローカライズがなされている。また、The Irregular Corporationは株式会社イレギュラー・コーポレーションとして日本展開も開始しており、コンシューマー版の正式リリースにも期待したいところ(関連記事)。

『Good Company』は、電子製品やロボットの製造業を営む企業のCEOとなって、市場の覇者を目指していく経営シミュレーション。舞台となるのは、グッドカウンティーと呼ばれる発明家や実業家で溢れる街。大手企業の進出によって不景気に悩まされる地元産業の経済を潤すため、連邦産業局に雇われた実業家であるプレイヤーは、実家の焦げ臭いガレージを最初の製造拠点として人材育成やテクノロジーの研究を重ねて企業を拡大。自分だけのロボットカンパニーを築き上げ、市場の席巻を目指す。本作は生産ラインを自動化していくことがポイントとなっており、『Factorio』をプレイしたことのある方は、それをよりカジュアルに見立てたものをイメージしてほしい。

起業時点の小さなガレージでは、ビジネスコンサルタントであるケリーのサポートを受けながら、限られた資金を元手に簡素な部品や製品を作成していく。シンプルな作業台で単一電源などを、自らの手で作るのだ。資金が潤ってきたら見た目や日給が好まれる従業員を雇い、今度は指示を出す上司の立場となって生産していく。拠点のスペースを最大限に活かして作業台を量産、従業員を増やしてどんどん利益を拡充していこう。やがて、生産した部品を元に電卓などの加工品が組み立てられるようになり、徐々に利益率が上がっていく。

ゲーム内には小目標となるマイルストーンが設定されており、達成していくことで仕入れることのできる材料や建築できる設備、製造できる製品などがアンロックされていく仕組み。メインとなるキャンペーンモード内の進行はステージクリア型になっており、ステージごとに新たなギミックや目標(レベルゴール)が用意されている。ゲームが進行するとともに、ロボットの製造はもちろん、うさぎの耳が付いた携帯ゲーム機や最新ディスプレイ、スマートフォンなどがテクノロジーの研究によって生産可能になる。また、生産拠点の外見も華やかかつ広大になっていき、大規模な生産ラインの自動・効率化を図っていくことになるだろう。祖母と孫をテーマにしたシナリオを楽しめるメインステージ以外にも、特殊なチャレンジ要素を楽しめるボーナスチャレンジステージも収録。また、キャンペーンモード以外にフリープレイモードが用意され、際限のない企業の拡張を楽しむこともできる。

そのほか、ロードマップが発表されているように、早期アクセス中にはさまざまな新要素が実装されるようだ。キャンペーンモード内のステージや製造できる製品ラインナップの追加。マーケティング要素の追加やModサポートの拡充。さらには、多人数での協力プレイモードをアップデート予定。早期アクセスの期間は、8~14か月ほどが予定されているとのこと。

本作の開発を手がけるChasing Carrotsはドイツ南部・シュツットガルトを拠点とするインディースタジオ。スタジオ名に人参(Carrots)が含まれているのは、カラフルでポップかつ、手に取りやすい美味な作品を届けていきたいという想いが込められているようだ。その想いは、カラフルでポップなデザインとキュートなモーションが特徴的なキャラクターや、自動・効率化にスポットを当てた本格的な経営シミュレーション要素が味わえる本作にも十二分に込められていることだろう。

ロボット製造業経営シム『Good Company』は、本日4月1日よりSteamおよびGOGにて早期アクセス配信中だ。

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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