異聞帯をクラフトする『Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt』スマートフォン向けに期間限定無料配信。4月1日恒例のスピンオフアプリ


TYPE-MOONは4月1日、『Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt』の配信を開始した。対応プラットフォームはiOS/Android。価格は無料。なお、例年どおり1日限りの限定配信が予定されていたようだが、今年は配信期間の延長が発表されており、4月5日23時59分までプレイ可能。期間延長の理由については、「ゲームをプレイするみなさんが、のんびりお家の中で過ごす手助けになれば幸いです」と語られている。

『Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt』は、自由にタワーを建造し、砲台を使って相手のタワーを崩すターン制戦術バトル。『マインクラフト』ではなく、マイクラフトな要素を盛り込んだ、スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order(FGO)』のスピンオフアプリだ。微小特異点の調査のため、レイシフトしたプレイヤーの分身であるマスター、マシュ、ダ・ヴィンチちゃんの3人。レイシフトした先は、一面白紙化された四角い世界で、そこではサーヴァント同士が異聞帯を名乗る互いの小さな浮島へ向けて大砲を撃ち合い、覇を巡って戦いを繰り広げていた。

自称・異聞帯をこのまま放置しておけば、負けた異聞帯を吸収した強力な異聞帯が誕生し、面倒なことになってしまう。3人は自分たちの乗っていた浮島を使って異聞帯同士の生存競争へ参加。最強の人類史を賭けた戦いが幕を開ける。

ゲームプレイは、異聞帯同士で戦いを繰り広げるバトルと、異聞帯を形作るクラフトモードに分かれて進行。バトルでは、異聞帯の前に設置された3つの砲台から、ターンごとに1発ずつ、合計3発の砲弾を互いに撃ち合い、相手の異聞帯を破壊。相手の異聞帯に設置された全てのサーヴァントブロックを地面に落下させられれば、勝利となる。

ブロックには耐久値のようなものが設定されているほか、物理演算が採用されており、ブロックが破壊されたり砲弾がぶつかった際に、バランスを失ったブロックはふらつき、地面へと崩れ落ちていく。マスターのスキルとして、弾を大きくする瞬間強化、弾を散弾にする魔力放出、弾を高速にする幻想郷化の3つが用意されており、重ねがけも可能。砲弾の着弾点は自由に狙えるが、砲弾の位置は異聞帯の前面で固定なため、どこを狙って何を破壊するか考える必要がある。

また、本作にはAR機能が活用されており、スマートフォンを実際に異聞帯へ近づけたり、位置を変えることで違う角度から異聞帯が見られる。用意された異聞帯を攻略していくシングルクエスト以外に、他のマスターが作成した異聞帯と戦うことも可能。いいねランキングなども含め、ランキング機能も搭載されている。

クラフトモードでは、ブロックを使って自由に異聞帯をクラフトできる。バトルで使う異聞帯には、幅と高さと数の制限があり、その範囲内で土台を置き、土台の上にブロックを重ねて異聞帯を作成。勝敗を握るサーヴァントは、最大3体まで。一部登場していないサーヴァントもいるようだが、本家『Fate/Grand Order』のサーヴァントとうどんサーヴァントから好きなサーヴァントを選び、他のブロック同様自由に配置できる。相手の砲弾に対し、より強固にサーヴァントブロックを守れる構成を目指し、異聞帯を組み上げていく。

初期の時点ではブロックの種類は少ないが、シングルクエストのステージをクリアしたり、ミッションを達成することとバリエーションが増加する。また、SNS上ではクラフト要素に熱を注き、ハロウィンイベントに登場した魔の建造物「チェイテピラミッド姫路城」風の異聞帯を作り上げているプレイヤーもいるようだ。クラフトモードによって自由な異聞帯を構築し、相手の異聞帯を攻略するバトルは、遊びがいがあり、シンプルながら頭を悩ませる内容に仕上がっていると言えるだろう。

また、2017年のエイプリルフールに配信された『Pokémon GO』風アプリ『Fate/Grand Order Gutentag Omen』が4月2日0時から再配信が予定されている。当時のバージョンに登場したロマニ・アーキマンは、今回のアプリ内には登場しない。2017年4月1日に配信されていたアプリでのプレイもできないため、新しいアプリをインストールする必要があるようだ。『Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt』は、iOS/Android向けに4月5日23時59分までの期間限定で無料配信中。なお、18時には、アプリ内で何かが起こると予告されている。