『Poly Bridge 2』発表、2020年5月リリースへ。グラグラ橋建設パズル『Poly Bridge』がスプリングなどを搭載し進化
ニュージーランドのインディーゲームデベロッパーDry Cactusは3月27日、『Poly Bridge 2』を発表した。現時点での対応プラットフォームはSteamで、発売日は、2020年5月。新しい素材やステージを搭載し、日本語へも対応予定。あわせてアナウンストレーラーも公開されており、前作同様の落ち着いたBGMや新要素も取り入れられた橋が確認できる。
『Poly Bridge 2』は、重さの概念と物理演算を取り入れた橋建設パズルゲーム。Steamでは2016年7月にリリースされ、後にiOS/Android/Nintendo Switch向けにも発売された傑作『Poly Bridge』の続編である。
前作『Poly Bridge』におけるゲームの目的は、河川を通行しようとしている車両の前に橋を作り、対岸にあるフラッグへと到達させること。しかし、橋の材料である道や木材、車両には重さが設定してあり、ただ対岸まで道を作るだけでは、重量によって橋は崩壊してしまう。そこで、現実にある橋と同じように、重さに耐えられる構造を採用する。木材や鉄骨によって橋を補強し、トラス構造やアーチ構造を取り入れて荷重を分散させ、強靭な橋を建造。無事に対岸まで車両を走らせ、フラッグへ到達させられればステージクリアとなる。
ステージごとに異なるギミックがある本作。対岸までの距離が長いため大きな橋を建てるステージや、船の通過に対応した橋を建てるシチュエーションが存在する。厳しい予算と戦ったり、空中に橋を造ったりなど、バリエーションは豊富に用意されている。また、現実と異なりステージがクリアできればいいので、1台渡れば壊れてしまう橋や、一方通行のジャンプ台、物理演算を活用した強引な解法も可能。プレイヤーの自由な発想を許容するゲームプレイと、橋を表現したシステムにより、やりごたえのある橋建設パズルゲームとして仕上げられていた作品だった。
続編『Poly Bridge 2』では、新しいステージ、新しいメカニック、カスタムされた物理エンジンが搭載されている。そのほか、壊れない橋や制限なしの橋もリーダーボードへ対応。前作同様にサンドボックスモードもあり、ワークショップで作成したステージを共有したり、ダウンロードしてプレイできる。
前作でプロデューサーを務めたChristian_Akacro氏のredditへの投稿によると、トレイラーに映っている新素材はスプリングで、他にも改良されたり新しくなっている機能がたくさんあるという。BGMは前作同様にAdrian Talens氏が担当。SteamではWindows/Mac(Linuxについてはmay beと答えている)に対応してリリースされ、他のプラットフォームへの移植については検討にしばらく時間がかかりそうだと語っている。『Poly Bridge 2』は、Steamにて2020年5月にリリース予定だ。また、前作『Poly Bridge』は、現在Steamにてセール対象となっており、3月30日2時まで85%オフの151円で購入できる。