弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは3月25日、「アクションゲームツクールMV」製作品のNintendo Switch対応について、2020年内にKADOKAWAからの販売に対応すると改めて告知した。2019年8月に発表されていた情報と同じ内容となるが、2020年内の対応が再度確認されたことになる。今回公開された動画では、Nintendo Switchの実機上でアクションゲームが動作する様子が映されており、予定どおり開発が進められているのだろう。
【お知らせ その4】
開発したゲームがNintendo Switchにて2020年内に発売可能となる『アクションゲームツクールMV』、Switch向け開発進行中!PC用ゲームをつくるとSwitchでも動いてしまう謎技術です。
ゲームデベロップメントチャレンジ締切も目前。ご応募お忘れなく!!https://t.co/KtjgiBhYrS pic.twitter.com/1fEQEJqvVn— PLAYISM (@playismJP) March 25, 2020
以前の情報によれば、「アクションゲームツクールMV」製作品をNintendo Switch向けに販売するには、完成したゲームを応募フォームから送り、運営から連絡があった場合のみKADOKAWAと契約。こうした段階を踏まえて、KADOKAWAがパブリッシャーとなりニンテンドーeショップで販売が行われることになる。Nintendo Switchで自由に有料作品として販売したり、フリーゲームとして配信できるわけではないようだ。
「アクションゲームツクールMV」は、プログラムの知識がなくてもアクションゲームを始めとした2D作品が作れるPC用のゲーム制作ツール。KADOKAWAが開発し、2019年9月に正式リリースされたツクールシリーズの1本である。
ゲームは、キャラクターや背景、アイテムや音など、多数の要素によって構成されているが、「アクションゲームツクールMV」においてはこれらの要素を、素材/タイル/オブジェクト/アニメーション/シーン/遷移に分けて各ツールで管理する。シーンツールではタイルやオブジェクトを配置してフィールドを作成したり、オブジェクトツールではオブジェクトの挙動を管理するなど、用意した素材を元にツールを使って少しずつゲームを作成。偏移ツールを使ってシーンの偏移条件を設定することでシーン同士を繋ぎ、ゲーム全体のイメージに合わせて素材をゲームへとまとめていく。
また、キャラクターの動作を設定するアクションプログラムや偏移の設定では、フローチャート形式のエディタが採用されており、プログラムの知識がなくてもゲームが開発できるようになっている。見下ろし視点とサイドビュー、最大4人のオフラインマルチプレイにも対応。Java Scriptで書かれたプラグインにも対応しており、「アクションゲームツクールMV」用に作成されたプラグインを導入すると、デフォルトでは用意されていない機能を実現することも可能だ。今回改めて告知が行われた「アクションゲームツクールMV」は、Steamにて1万780円で販売中となっている。