都市開発シム『Cities: Skylines』日本風の街並みを作れるDLC「Modern Japan」発表。3月26日に新拡張パックと同時配信へ

パブリッシャーのParadox Interactiveは3月20日、都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines』向けのDLCとして、日本をテーマにしたコンテンツクリエーターパック「Modern Japan」を3月26日に配信すると発表した。

パブリッシャーのParadox Interactiveは3月20日、都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』向けのDLCとして、日本をテーマにしたコンテンツクリエーターパック「Modern Japan」を3月26日に配信すると発表した。価格は4.99ドル。また、拡張パック「Sunset Harbor」と、新たなラジオステーションも同日配信するとのこと。

コンテンツクリエーターパックは、Mod制作者の協力を得て配信される公式DLCで、これまでにもさまざまなテーマのコンテンツが配信されてきた。そして今回の「Modern Japan」では、本作に日本風の景観をもたらすModを制作している神乃木リュウイチ氏とコラボ。20種類の建物と6種類の小道具が収録される。『Cities: Skylines』にて日本風のアセットを導入するのは、これが初めてのことだそうだ。

建物については、大型の駅舎2種に、高層ビル、総合病院、役所・公的施設、ごみ焼却センター、リゾートホテル、ラーメン屋、うどん屋、そば屋などが含まれる。たとえば駅ビルには、日本語での駅名はもちろん、キャンペーンなどの懸垂幕が外壁に掛かっており、日本人としては馴染みのある光景だと言えるだろう。

神乃木氏は、日本や欧米の街などの雰囲気を再現できるModを制作・配布し、またYouTuberとしてそうしたコンテンツを紹介する活動をしている人物だ。日本のアセットについては、建物から車両、看板などの小物まで幅広く制作。さらに、日本らしい風景を作る方法論についても造詣が深く、本作の公式トレイラーにてその解説をおこなった経験もある。今回配信される「Modern Japan」パックを購入するなら、参考にすると良いだろう(関連記事)。

そして、同時配信される拡張パック「Sunset Harbor」では、まず5つの新マップを収録。亜寒帯・熱帯・温帯からロケーションを選ぶことができる。水産業の導入は大きなテーマのひとつのようで、漁船や養殖場を含め漁業系インフラを整備することで、街の一次産業として新たな収入源にできる。そのほか、都市間バスサービスなどの新しいバスシステムや、個人用のヘリコプターや飛行機を運行できる航空クラブ、廃水を再利用できる下水処理場なども収録されるという。

https://www.youtube.com/watch?v=Q5J9DrVruoU

『Cities: Skylines』のコンテンツクリエーターパック「Modern Japan」および拡張パック「Sunset Harbor」、新ラジオステーションは、PC/PS4/Xbox One版向けに3月26日配信予定。なお、本作のPS4版はスパイク・チュンソフトから国内販売されており、日本でも同時配信されるのかどうかは現時点では不明だ。また、これらの追加コンテンツのNintendo Switch版への配信については未発表である。

【UPDATE 2020/3/26 19:00】
スパイク・チュンソフトは3月26日、国内PS4版『シティーズ:スカイライン』向けに、拡張パック「サンセットハーバー」(1760円)と追加BGM「コーストトゥコーストラジオ」(550円)、そしてコンテンツクリエーターパック「モダンジャパン」(660円)を配信開始したと発表した。

また、これらの追加コンテンツを含む8種類のDLCをまとめて購入できる「アップグレードバンドル」(5940円)と、全19種類のDLCを収録する「アルティメットコンテンツバンドル」(1万5400円)も販売開始している。詳しい内容は公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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