『薔薇と椿』スマートフォン版が配信開始。2007年のおビンタFlashゲームが、世界観をそのままにパワーアップ

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京都のゲーム開発会社room6は、『薔薇と椿』スマートフォン版をリリースした。対応プラットフォームはiOS/Android。基本プレイ料金は無料。オリジナル版の魅力はそのままに、進化したゲームプレイがスマートフォンで体験できる。

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『薔薇と椿』は、熾烈な女の闘いを描いたおビンタバトルゲーム。NIGOROが開発し、2007年にFlashゲームとして公開された作品のスマートフォン版である。舞台となるのは、華族の一族・椿小路家。主人公の椿小路玲子は、椿小路家へ長男・俊介の嫁としてやってきた庶民の生まれの女だ。俊介と結婚し、玲子にとって幸せな日々が始まるかに思われたが、椿小路家へやってきた翌日に俊介が亡くなってしまう。さらに俊介の死後、玲子に対する椿小路家の人々の態度が一変。庶民の生まれであることを侮蔑され、高貴な虐めが行われるようになる。

椿小路家で過ごすうちに、俊介が庶民の生まれである自分をかばってくれていたと気づいた玲子は、強くなろうと決意。俊介の残した一輪の薔薇を胸に、椿小路家は長男の嫁である自分のものだと主張し、椿小路家を賭けた女の闘いが幕を開ける。

女の闘いは、ターン制で繰り広げられる。画面左上に表示されたゲージが、時間経過によって空になるとターンが移行。玲子のターン中は、相手の頬へ向けて画面をスワイプすると、ビンタを叩きつけられる。相手のターンになると、今度は相手がビンタを放ってくるので、タイミングを合わせてスワイプし、ビンタを回避。交互にターンを繰り返し、最後まで立っていたほうの勝利となる。

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玲子の前に立ちはだかる椿小路家の人間は、全部で5人。玲子のターンでは、速度や正確さによってビンタの成否が決定。相手のターン中に攻撃を回避すると、カウンターの可能なタイミングが一瞬だけ訪れ、相手が晒した僅かな隙を狙ってビンタが叩き込める。Flash版からの変更点として、玲子の回避能力の弱体化が挙げられる。

素早く操作するだけだったFlash版とは異なり、相手に攻撃前のモーションが追加。回避の際には相手の動きをしっかりと見切り、タイミングを見計らってスワイプする必要があり、Flash版よりもかなり女の戦いの臨場感が増している。バトルの要素としては、元々コンシューマー版に向けて開発されていた往復ビンタ、コンティニュー、バトル間でのHPの回復も追加。強烈で魅力的な世界観はオリジナルのままに、グラフィックは明確に綺麗になっており、シンプルながら奥深いおビンタバトルがスマートフォンで展開される。

本作を開発したNIGOROは、楢村匠氏が率いるインディーゲーム製作集団。考古学者となり遺跡を探索する高難易度2Dアクション『LA-MULANA』および『LA-MULANA 2』の開発チームだ。『薔薇と椿』は、前述のとおり2007年にFlashゲームとして公開された作品であり、Adobe Flash Playerが2020年末にサポート終了されると遊べなくなってしまうことも、今回移植が行われた理由の一つだろう。

NIGOROの公式サイト上には、Flash版『薔薇と椿』以外にも、続編『薔薇と椿2』、『LA-MULANA』のヒロインたちが争いを繰り広げる『薔薇と椿とLA-MULANA』、『ファタモルガーナの館』とのコラボ版『薔薇と椿とファタモルガーナ』といった『薔薇と椿』シリーズを含め、12作品のFlashゲームが無料公開されている。遊びやすさやプレイの熱さでは移植版『薔薇と椿』に軍配が上がるものの、『薔薇と椿』シリーズはいずれも笑えるので、気になる方は遊べるうちに遊んでといいかもしれない。

『薔薇と椿』スマートフォン版は、iOS/Android向けに各ストアで配信中だ。

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