NAパブリッシングは3月18日、『ブレア・ウィッチ 日本語版(BLAIR WITCH)』を2020年夏に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch。通常版の価格は税抜4800円。『ブレア・ウィッチ 日本語版』(以下、ブレア・ウィッチ)では、主要キャラクターたちのボイスが、国内の声優陣により日本語になっている。
『ブレア・ウィッチ』は、行方不明の少年を探し、夜の森をさまようサイコロジカルホラーゲーム。Bloober Teamが開発を担当し、1999年に公開されたホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」から2年後の世界が描かれる。
本作の舞台となるのは、メリーランド州バーキッツビル近郊にあるブラックヒルズの森だ。1996年のある日、この忌まわしい森の中で1人の少年が行方不明となってしまう。捜索隊が消息を追いかけるが、少年は見つからない。主人公のエリスは、心に傷を負った元警官。愛犬のバレットと共に自主的に捜索へ参加し、バレットの嗅覚を頼りに少年の痕跡を求め、やがて森の狂気に囚われていく。
ゲームプレイでは、バレットに証拠品を見せて臭いを追いかけてもらい、自身はカメラや懐中電灯を片手に広大な森の中を探索する。森の中を捜索していると、呪われたシンボルやちょっとした謎解き要素、怪物を退治するシーンも登場。闇に閉ざされた森で迷ううちに、己の過去と向き合うことになる。複数のエンディングが搭載されており、エリスの行動によって、結末が変化。また、バレットとは臭いを追いかけてもらうだけでなく、近くにいるように命令したり、褒めたり叱ったりといったコミュニケーションを取ることも可能だ。森の中が暗くて広い分だけ、バレットに愛着が湧くことだろう。
日本語版『ブレア・ウィッチ』では、エリスの声を「ONE PIECE」でロロノア・ゾロ役を務める中井和哉氏が担当しているほか、掛川裕彦氏、斉藤貴美子氏、小松由佳氏、宝亀克寿氏が出演し、日本語ボイスで体験を盛り上げてくれる。
本作を開発したBloober Teamは、画家の精神世界を描いた傑作ホラー『Layers of Fear』を手がけたポーランドの開発会社。先行して発売されている『ブレア・ウィッチ』Steam版では、約2400件のユーザーレビューによりほぼ好評となっている。Steam版は日本語字幕に対応しているほか、Xbox One/PlayStation 4も海外では販売中。また日本語版では、オリジナルサウンドトラック、52ページのフルカラーアートブック、追加DLC入手チケットが豪華な外箱と共に付属する税抜6800円の初回限定版も発売される。『ブレア・ウィッチ 日本語版』は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けに2020年夏発売予定だ。