『あつまれ どうぶつの森』には、「とび森」を3500時間以上遊んだおばあちゃんと“同じ名前のどうぶつ”が存在する

Image Credit : Paul Hubans

『あつまれ どうぶつの森』にて、海外版に「Audie」なる新どうぶつが存在することが確認されている。狼をベースにしながらも、サングラスをかけるおしゃれなどうぶつ。実はこのどうぶつは、『とびだせ どうぶつの森』を遊びまくったゲーマーおばあちゃんと同じであるとして、Redditなどで話題を呼んでいる。

ゲーマーおばあちゃんは、アメリカのカリフォルニア州に住むTwitterユーザーPaul Hubans氏の祖母。年齢は88歳。同氏は祖母がニンテンドー3DSで毎日『とびだせ どうぶつの森』を欠かさず遊んでいることを報告しており、そのプレイ時間が3580時間に及んでいることが2019年初頭頃に注目を集めた。おばあちゃんは4年間毎日ゲームを遊んでおり、どうぶつたちへの挨拶回りや、岩叩き、化石の発掘など同作における日課をこなしていたという。ニンテンドー3DSを持って遊ぶその愛くるしい写真も相まって、コミュニティでは一躍時の人となった(関連記事)。

 

おばあちゃんの名前はAudrey。一見すると似て非なる名前であるが、実はこのおばあちゃんは『とびだせ どうぶつの森』ゲーム内では自分にAudieと名付けてゲームをプレイしていた。『あつまれ どうぶつの森』に登場するどうぶつの名前もAudieである。海外メディアNintendo World Reportの先行レビュー動画を見ていたユーザーは、この名前の共通点を指摘。ゲーマーおばあちゃんが新作に登場していると報告し、再びおばあちゃんは脚光を浴びている。

※ Audieの登場は7分55秒頃より

Image Credit : Reddit

なおAudrey氏は当時、孫であるPaul氏から新作に興味がないのかと問われた際に「そんなものはいらないよ」と答えていたという。しかしPaul氏はNintendo Switchを渡せば新作を楽しむような性格であると、くだけながら答えていた。とはいえ、おばあちゃんはご長老で、あと数十年生きられるというわけではないだろう。そうしたことも踏まえ、Audreyへの『どうぶつの森』愛を知ったスタッフが、自分たちの形で彼女をゲーム内の世界に登場させたのかもしれない。真意は開発スタッフのみぞ知るであるが、なかなか粋な取り組みであると言えそうだ。

ちなみにPaul氏のツイートを見るところ、おばあちゃんはまだご存命のようだ。同氏は今回ゲーム内にらしきキャラクターが登場したことを喜びながらも、祖母を含んだ家族が新型コロナウイルスに感染する可能性を不安がっている。安全な場所を求めているようだ。全世界が新型コロナウイルスの不安におびえており、その不安を払拭するために任天堂に『あつまれ どうぶつの森』の発売を早めるよう求める無茶な署名運動も起こるほど(Change.org)。高齢のAudrey氏には家の中にいてもらい、静かに最新作を遊びながら、少しでも健康に生活をおくってほしい。そう願うのは孫やおばあちゃんファンだけでなく、開発スタッフも同じなのではないだろうか。