ノルウェー在住のピクセルアーティストDani氏とFaxdoc氏は3月6日、フリーゲーム『REV』を公開した。対応プラットフォームは、PC(Windows)。Itch.io内の作品ページ上に公開されており、ダウンロードして遊べるようになっている。
Yo, play me and @Faxdocc 's new game! It's free and about foxes! https://t.co/nROywryEgT#gamedev #pixelart #indiedev pic.twitter.com/U0uuPjEOCt
— Dani (@NostalgiaTree) March 5, 2020
『REV』は、野生のキツネとして獲物を狩る、美しいハンティングアクションゲームだ。舞台となるのは、森に侵食された古い遺跡。水が流れ、草木の生い茂る小さな楽園には、少数のキツネたちが暮らしている。
プレイヤーはキツネを操作して、遺跡にやってくる鹿や小動物といった獲物を狩り、食料を獲得。野生のキツネとして、日々を生き抜いていく。ただし、狩られる側の動物も野生に生きるものたちであり、ただ捕食されるのを待っているわけではない。キツネが周囲にいることに気づけば、一目散に逃げ出してしまう。彼らを狩るには、気づかれないようこっそりと忍び寄り、攻撃して倒す必要がある。具体的には、円状の感知範囲が設定されているので、その中に入らないよう移動しつつ、飛びかかってHPを減らしきれば無事食料にありつけるわけだ。
操作できるキツネは複数体おり、別々の場所へ配置したり、いつでも切り替えながらプレイ可能。遺跡の中はそれなりに広いが、気づかれてしまっても動物たちは遺跡のどこかに留まっているので、見つけられれば再度チャンスは訪れる。また、1日ごとに制限時間が設けられており、時間内に決まった数の獲物を狩って巣へ持ち帰ると、次の日に進めるようになっている。1日を終えるとポイントを獲得ができ、ポイントによってするどい歯を手に入れたり、獲物を追いかけるための足を早くしたり、狐の数を増やしたり、経験を得た狐が強くなっていく。
前述のとおり、本作を開発したのはノルウェーに住むピクセルアーティストのDani氏とFaxdoc氏だ。ピクセルアーティストとして活動している2人が手がけたこともあり、『REV』の舞台である静かな空間は、緻密なドットによって陰影と共に美しく表現。森に侵食された遺跡で生きるキツネたちの儚くも残酷な世界がしっかり描かれている。ゲームとしてはシンプルな作品であるものの、一見の価値があると言えよう。『REV』は、Itch.ioにてフリーゲームとして公開中。また、2人は過去に遺跡を舞台にした2Dアクションゲーム『ECILA』を開発しており、こちらもフリーゲームとしてItch.io内で公開されている。