人類滅亡後の世界を巡るADV『The Uncertain: Last Quiet Day』3月9日まで無料配布。ロボットが探るヒトが滅んだ理由とは


ロシア・モスクワの開発スタジオComonGamesによる、ロボットが主人公のポストアポカリプスアドベンチャー『The Uncertain: Last Quiet Day』がSteamにて無料配布中だ。期限は日本時間の3月9日15時までとなっている。配布期間中に「アカウントに追加」を選択すれば、Steamライブラリに追加され、期間を過ぎてもプレイすることができる。なお、今のところ日本語には対応していない。

『The Uncertain: Last Quiet Day』は人類滅亡後の世界をロボットの視点から探索するアドベンチャーゲーム。ヒトが絶滅して長い時間が経った世界では、ロボットたちが残された人工物を利用して暮らしている。建築・製造・警備など、各々の特化した技術を活かして交流しあう様子はまるでヒトのよう。しかし、ロボットたちは人間より合理的で、お互いを滅ぼし合うような戦争を起こさないし、病に倒れることもない。一見穏やかなように見える、ロボットたちによる新しい世界。そのロボットを生んだ「人間」について知ろうとすることは、どうやら禁じられているようだ。

物語の主人公は、人類滅亡後の世界で暮らすロボットRT-217NP。RT-217NPは、情報を得ることを禁じられている「人間が滅んだ理由」について「知るべきである」と判断しているようだ。プレイヤーはこのRT-217NPとして、人類滅亡の秘密を探っていく。

本作は、RT-217NPを操作して、フィールドにあるオブジェクトに対して何かはたらきかけたり、他のロボットと会話したりすることでストーリーが進行していく。選べる動作はオブジェクトによって異なるが、見る・さわる・持っている道具を使うなどの動作ができる。「見る」を選択すると、ロボットであるRT-217NP視点から語られる「ヒトがつくったもの」に対する感想などを楽しむことができる。

他のロボットとの会話では、RT-217NPとして返答する内容を選択肢から選ぶことができる場面も。プレイヤーが選んだ選択肢によって、相手の対応や会話の内容が変わるのかもしれない。

『The Uncertain』はシリーズ作品となっているようで、今回無料配布中の『The Uncertain: Last Quiet Day』はエピソード1、つまり第1話にあたる。続編である『The Uncertain: Light At The End』が制作中で、2020年の6月ごろまでに発売を予定しているようだ。ただし、ネタバレを避けたい場合はエピソード2である『The Uncertain: Light At The End』の情報を調べる前に、まずは本作をプレイすることをおすすめする。

『The Uncertain: Last Quiet Day』はSteamにて、日本時間3月9日15時まで無料配布中。対応言語は英語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語。残念ながら日本語非対応だが、対応している言語に抵抗のない方は、この機会にプレイしてみてはいかがだろうか。また、本作が気に入った場合は、近いうちに続編を楽しむこともできそうだ。