『DEAD OR ALIVE 6』有料の「髪色変更機能」に批判の声高まる。開発元は機能改善を約束


コーエーテクモゲームスは3月6日、現在販売中の3D対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE 6』に導入した「髪色変更機能」について、機能改善の準備をおこなっていることを明らかにした。改善内容については、決定し次第知らせるとのこと。

『DEAD OR ALIVE 6』の「髪色変更機能」は、2月25日に配信されたアップデートVer.1.20にてPS4版に追加。現時点では、PC/Xbox One版には導入されていない。その名のとおり、キャラクターの髪色を変更できる機能で、クローゼットでのキャラクターカスタマイズにて利用できる。各キャラクターにおける対応する髪型は一部であるものの、十数種類の色が用意されており、コスチュームとは別にキャラクターのイメージをガラッと変えることができる機能だ。

ただ、髪色を変更するには、1色につき「プレミアムチケット」が1枚必要となる。プレミアムチケットとは、追加コスチュームなどのアイテムと交換できるゲーム内通貨の一種で、こちらも現時点ではPS4版のみの要素。2枚で220円、20枚で2090円などの形で有料販売されている。つまり、髪色を1色変更するだけで100円程度支払う必要があるということだ。さらに、元の髪色に戻したい場合は、ゲームプレイを通じて獲得できるオーナーポイントを1万P支払わなければならない。

本作には、発売以来非常に多くの追加コンテンツが販売されており、1万円前後するシーズンパスも、これまでに第4弾まで販売されている。今回の髪色変更機能についてRedditなどのコミュニティでは、その比較的高額なシーズンパスを購入したとしても、髪色をたった1回変更するごとにまた課金しなければならないなどとして、批判的な意見が多く上がることとなった。また、PS4版限定の機能である点についても、他機種版ユーザーから不満の声が聞かれる。髪色変更が有料であるという点だけでなく、変えるごとに料金がかかり、かつもとに戻すためにもコストがいるという点が、問題視されているのかもしれない。
【UPDATE 2020/3/7 19:40】
髪色変更が問題視されている要点について強調。あわせて、Modについての記述を削除しました。

『DEAD OR ALIVE 6』においては昨年のローンチ直後に、コスチュームのアンロックに必要な設計図について、1度に入手できる枚数とアンロックにかかる枚数とのバランスの悪さが指摘。コーエーテクモゲームスはプレイヤーからの大きな批判にさらされ、結果的に大幅な緩和と一部仕様変更が実施された(関連記事)。

今回同社は、髪色変更機能に関して多数の意見が寄せられているとし、それを真摯に受け止めているとコメント。おそらく、上述したような批判の声が同社にも届いているのだろう。そうした意見を踏まえて、ファンが納得できる着地点を探っているところであると思われ、準備中だという機能改善の内容には注目が集まる。