2Dアクション『バルタザールズドリーム』国内Switch/PS4向けに配信開始。犬が「昏睡状態の飼い主」を想い、奇妙な世界を走る


賈船(COSEN)は3月5日、『バルタザールズドリーム(BALTHAZAR’S DREAM)』日本語版を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4。価格は税込1100円となっている。

『バルタザールズドリーム』は、昏睡状態の飼い主のため、犬が不思議な世界を探検する2DアクションADVだ。少年ダスティンが、ペットのバルタザールと出会ったのは、雪の降り積もる8歳の誕生日。贈られたプレゼントボックスの中から現れたのが、まだ小さなバルタザールだった。すぐに仲良くなり、いつでもどこでも一緒に過ごす1人と1匹。季節は巡り、ダスティンとバルタザールが大きく成長しても、その関係は変わらない。

しかし、ある日公園でフリスビーを使って遊んでいると、ダスティンが道路へ出たところにアイスクリームトラックが出現。ダスティンは事故により、昏睡状態に陥ってしまう。ダスティンを心配し、病院のベッドで共に眠るバルタザール。気づけば、バルタザールは奇妙な世界におり、目の前には霊体となったダスティンがいた。一人ぼっちでこの世界に閉じ込められていたというダスティンと共に、脱出を目指す冒険が始まる。

プレイヤーはバルタザールを操作し、ジャンプを使ってステージを進行。ステージ上には、動く足場やロープなどが待ち受けており、ギミックへと対処しながら夢の世界からの脱出を目指す。また、アクションを駆使してステージを進んでいくと、ダスティンとバルタザールの思い出に似た光景が待っていたり、1人と1匹の会話によって物語が描かれていく。

どこか温かみのあるピクセルアートで世界は描写される。アクションの難易度は少し難しめなものの、セーブポイントである消火栓が多めに設置されており、全体のボリュームも短め。コンパクトでさくっと遊べる作品だと言えるかもしれない。また、バルタザールの外見は、ボーダーコリー、パグ、オーストラリアン・シェパード、柴犬、ジャーマン・シェパードの5犬種から選択できる。

本作を開発したのは、ポーランドのインディーゲームデベロッパーPsilocybe Games。Peter Lipert氏とSawa Bialczynska氏が、ゲームで面白くて美しいストーリーを描こうとしているスタジオだ。Steamでは、魔法を取り入れたサバイバルRPG『Artificer: Science of Magic 』を4月に発売予定。また、本作は『BALTHAZAR’S DREAM』として英語版がSteam/itch.ioで配信中となっている。日本語版『バルタザールズドリーム』は、Nintendo Switch/PlayStation 4用として販売されている。