『Apex Legends』新イベント開催に向けたパッチノートが公開。ピースキーパー弱体化、アイテムスロットの増加など


Respawn Entertainmentは3月3日、『Apex Legends』の新たなパッチノートを公開した。今回のパッチノートでは、日本時間3月4日より開催予定のゲーム内イベント「システムオーバーライド」実施とともに適用されるアップデート内容について触れられている。なお同イベントの開催期間は、3月18日まで。限定モードのプレイやスペシャル報酬の獲得などが可能だ。

 

まず、レジェンドに関する調整について。今回のアップデートでは、全3名のキャラクターが修正の対象に。1人目はブラッドハウンド。戦術アビリティである全能の目のスキャン距離が、なんと3倍にまで拡大される。またスキャン時間も2秒から3秒へと増加。ただしアビリティが有効化(発動からパルスを射出)するまでの時間は、0.4秒から0.8秒へと延長されるようだ。

同レジェンドにおいては昨年にも索敵範囲の上昇や追跡時間の強化が図られるなど、調整が重ねられてきた。くわえてシーズン4開催時には、アルティメットに時間延長効果が付与された。そして、今回の調整で戦術アビリティも強化されることとなる。追跡・索敵能力に長けたレジェンドとして、ブラッドハウンドが活躍するシーンは今後より増えていきそうだ。

今回調整が入る2人目のレジェンドは、ジブラルタル。パッシブアビリティとしてエイム中に発動するガンシールドの耐久値が下がることに。具体的には、シールド体力が75から50へと修正されるようだ。ちなみにガンシールドについては、昨年4月に50から75へと耐久値が増加していた。しかし今回、そうした調整が入る前の値へと戻されるわけだ。一方で今年に入り、ドームシールド内での味方の蘇生スピードが上昇するなど、強化も図られてきたジブラルタル。今回のシールド弱体化は、こうした強化とのバランスを考慮した調整なのかもしれない。

調整対象となる3人目のレジェンドは、クリプト。ドローン操作中にプライマリウェポンが自動でリロードされる仕様に変更される。ドローンの展開中は無防備。そのためこれまでの場合、敵に襲われた時に備えて装弾数をドローン展開前に確認する必要があった。しかし今回の調整により、その手間は無くなることとなりそうだ。またクリプトについては今年に入り、EMPやドローンの性能を中心に強化が図られている。今回のアップデートでさらに使い勝手が良くなる可能性があるだろう。

「システムオーバーライド」の実施に際しては前述したレジェンドだけでなく、武器にも調整が入ることとなる。今回はピースキーパーとセンチネルがその対象に。ピースキーパーについては、マガジンサイズが6発から5発へと減少。さらにリロード時間が2.5秒から2.65秒へとわずかに延びることに(マガジンが空の状態でのリロード時間も3.5から3.6秒に)。そして射撃時における弾の広がりも1.6から1.7へと拡大することとなり、全体的に弱体化が施されることになるようだ。センチネルに関しては、基本ダメージが65から70へと増加。くわえて装填時間が1.85秒から1.75秒へと減少するようで、こちらの調整は強化と言える内容となっている。

今回武器の調整に付随して、インベントリにも大きな変更が加わるようだ。具体的にはまず、基本アイテムスロットが8から10へと増加。これに併せて、バックパック取得時のアイテム枠数もレア度に応じて変わることとなる(白が12、青が14、紫が16にまで拡張)。一方でアイテム自体のスタック数は軒並み減少。グレネードの携行数は2から1に。ライト・ヘビー・エネルギーアモの各種弾薬スタックについても、80から60へと減少するようだ。

さらに、注射器およびシールドセルなどの回復・防具アイテムのスタック数は6から4に。医療キットやシールドバッテリーも3から2に減るという。これらの変更により、今までよりもさらに同種のアイテムの複数所持が制限される形となる。ただしアイテムスロットは増加するため、これまでよりもインベントリにおけるアイテム構成に幅を持たせることができそうだ。

そのほか「システムオーバーライド」開催に合わせたアップデートでは、QoL面に対する改善も実施される。その一環として、エイム時のマズルフラッシュが減少するようだ。この調整は、ショットガンとスナイパー以外の全武器に適応されるという。またプラウラーならびにL-スターのアイアンサイトの中心部分には、赤い点が追加されるとのこと。

そしてApex パックの仕様も大幅変更。これまでパック開封時に超低確率で、もしくは500パック開封時に確定で入手できたスーパーレジェンドは「スーパーレジェンドのかけら」へと代わる。今後はこのかけらを使用することで、全スーパーレジェンドの中から自由に選択し、自分の欲しいアイテムを入手することができるようだ。かけらのドロップ率は従来のスーパーレジェンドと同様になるという(500パック開封で確定入手な点も同じ)。なお同システムが実装された場合にも、500Apexパック開封に向けた現在のメーターは引き継がれるとのこと。

以上が今回のパッチノートの概要となる。ほかにもバンガロールが特定のスキンを用いていた際に透明化してしまう現象や、まれに選択したレジェンドとは異なるキャラクターが選ばれてしまう現象などを含む各種バグにも修正を施すとのことだ。こちらに関するより詳細な情報は、公式のパッチノートを参照して頂きたい。なお冒頭にも述べたように、明日3月4日から3月18日までのあいだ、期間限定イベント「システムオーバーライド」が開催される。アップデートとともに来る新モードや新アイテムにも期待を寄せておこう(関連記事)。