ホラーゲーム『Zero Cross Line』発表。『シャドーコリドー 影の回廊』の開発者らが手がける、純粋なホラー作品


個人開発者の城間一樹氏は2月21日、『Zero Cross Line』を発表した。発表と共に公式サイトが公開されており、サイト上では3名の開発者により開発の様子などが伝えられていくという。

『Zero Cross Line』は、リアルをコンセプトに、没入感の高い恐怖と狂気を目指して開発中のホラーゲーム。『シャドーコリドー 影の回廊』を手がけた城間一樹氏、サバイバルホラー『Home Security』の開発者である菊地俊彦氏、サウンドクリエイターの荒田隆亮氏、3名のクリエイターによる作品だ。現在公開されているのは、薄暗い部屋にぽつんと椅子が置かれた画像のみで、ゲーム内容については未公開となっている。

本作の開発は、2019年の暮れからスタートし、現在のリリース目標は2020年中。城間氏の過去のツイートによれば、新作『Zero Cross Line』は純粋なホラー作品であり、前作『シャドーコリドー 影の回廊』ではホラー成分が味付け程度だったのに対し、「怖がらせることに特化したホラーを追求したい」と語っている。また、マルチプラットフォーム対応にしたいともツイートしている。

※ 『Zero Cross Line』のものと思われる開発中の画像

城間氏の前作『シャドーコリドー 影の回廊』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/Steam向けに配信中の和風ホラーゲーム。ランダム生成される屋敷の中、徘徊する能面の怪異たちから逃れ、ステージ攻略を目指す作品だ。元はフリーホラーゲーム『影廊 -Shadow Corridor-』として公開されていた作品であり、プレイヤーの後押しを受けてクオリティアップを重ね、有料作品として2019年3月にリリース。Steamでは、431件のユーザーレビューを経て、非常に好評となっている。また、菊池氏の開発した『Home Security』は、Steamで配信中のサバイバルホラーゲーム。引きこもりの少女が、精神を病んでしまった兄を守りつつ、バリケードを使って何かが家に侵入してくるのを防ぐ作品だ。

Zero Cross Line』では、城間氏がゲームデザイン/ストーリー/プログラミング、菊地氏がグラフィック、荒田氏がサウンドを担当し、クオリティの高いホラーゲームを目指して日々開発が進められているという。各開発者のTwitterや公式サイト上で情報が公開されていくそうなので、気になる方は定期的にチェックしておくと良いだろう。