軽トラックで爆走する『ドライブクレイジー』体験版公開。何かに追われる中、ビルの間をハイテンションで駆け抜けるドライブゲーム

軽トラックで爆走する『ドライブクレイジー』体験版公開。『ドライブクレイジー』は、何かに追われる中、ビルの間をハイテンションで駆け抜けるUE4製の個人開発ドライブゲームだ。

個人開発者のTakao氏は2月21日、『ドライブクレイジー』体験版を公開した。対応プラットフォームは、PC(Windows)。BOOTHでは、体験版が無料でダウンロードできるほか、支援したい方向けの有料販売も行われている。

『ドライブクレイジー』は、軽トラックで街を爆走するハイテンションなドライブゲーム。Takao氏が開発した、Unreal Engine4製のインディー作品だ。舞台となるのは、閑散とした街の中。日中のビル街に人影はなく、道路脇に止められた車たちがこの世界で何かがあったことを示している。そんな中に1台の軽トラックと、それを追いかける物騒な装備のヘリコプターが走り込んできて、クレイジーなカースタントが幕を開ける。

ゲームプレイが始まると、プレイヤーは軽トラックを操作して街中を爆走。エンジンを唸らせビルの間を駆け抜けていくと、ヘリコプターが度々現れて街を破壊し、瓦礫によって道が塞がれてしまう。プレイヤーは瓦礫を避けながら、より早く、より高いスコアを目指し、ゴールへ向かってアクセルを踏み続ける。

基本的にはビルとビルの間を走っていくのだが、コース中にはガラスを破り、ビルの1階部分を突き抜けて行く箇所や、街灯やガードレールといった破壊できるオブジェクト。立体駐車場の屋上からビルへ飛び、オフィスからオフィスへと渡っていくシーンも用意されていて、スピード感と共に高めのテンションが味わえる。ドライブゲームらしく、軽トラックにはハンドブレーキを使ったドリフトも搭載。また、将来的にはゲームオーバーになる仕様も実装されるという。体験版の収録ステージは1ステージ。現在公開されているバージョンはα版のためまだまだ荒削りな箇所もあるものの、コンセプトやPVで映っているシーンはしっかり確認できるようになっている。

本作を開発した個人開発者のTakao氏は、これまでにもちょっと笑える小規模な作品を開発してきた人物。こんにゃくを使って真っ暗な屋敷に入ってきた人を驚かせる『こんにゃく屋敷』、古典的なRPGにしばしば登場する矢印の方向へ移動するパネルを操り、勇者を無限ループにはまらせる『無限ループ勇者』など、作品群は同氏の公式サイトやitch.io上に動画やプレイ可能な状態で公開されている。本日公開された『ドライブクレイジー』の体験版は、BOOTH及びSYAKERAKEにて、無料公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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