「ロードス島戦記」メトロイドヴァニア化、『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』発表。Steamにて3月13日早期アクセス配信開始へ

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーブランドPLAYISM及びWhy so serious?は、KADOKAWA協力の元『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』を3月13日に配信開始すると発表した。

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーブランドPLAYISM及びWhy so serious?は、KADOKAWA協力の元『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』を3月13日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはSteam。通常価格は1320円、販売開始時には10%オフのローンチセールが実施。まずは早期アクセスでの配信となり、2020年内にフルリリースが予定されている。

『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』は、Team Ladybugが手がける探索型2Dアクションゲーム。「ロードス島戦記」を原作に、同作の登場人物ディードリットを主人公に据えた二次創作作品だ。また「ロードス島戦記」は、TRPGの世界観を原作として1988年に水野良が小説化し、以降メディアミックス作品が作られ続けている国産ファンタジーの代表的な作品の一つ。エルフの耳など、国内のファンタジー作品に影響を及ぼしたものとなる。

本作の主人公は、気づけば見知らぬどこかにいたディードリット。彼女が、探索を進める中でかつての仲間と出会い、精霊の力を借りながら、ここはどこなのか、どうしてこの世界にやってきたのか、そうした謎を追いかけていく。2019年に発売された水野良氏による小説「ロードス島戦記誓約の宝冠」までの空白が描かれているという。

ゲームプレイでは、風の精霊シルフを使役するとホバリングが可能になるなど、精霊の力を使い分けてステージギミックを攻略。敵への攻撃/撃破時に発生するソウルストリームを吸収すると精霊が強化され、精霊の強さがディードリットの強さになるという。本作では敵が剣や槍などさまざまな武器をドロップし、それらをディードリットは装備可能。遠距離武器として弓も用意されており、これらを切り替えながらステージを進んでいく。また、弓を使ったステージギミックも搭載されているそうだ。早期アクセス版では、まずは1ステージがプレイ可能な状態で配信。最終的に全6ステージの2Dアクションゲームになるという。

本作を開発しているTeam Ladybugは、高評価を得たフリーゲーム『ファラオリバース』の開発者クロボン氏が所属する2Dゲームクリエイターチーム。これまでに、15万本以上の売上を誇る東方二次創作メトロイドヴァニア『Touhou Luna Nights』や、劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]I.presage flower』のBDに特典として付属したスピンオフ作品『RUN!RUN!ランサー』などを手がけているデベロッパー。同チームがこれまで「ロードス島戦記」アクションゲーム化計画として公開していたものが、『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』となったのだろう。

本作においても、1モーションあたり36枚で構成されたドットアニメーションなど、グラフィックにも力が入れられており、2Dアクションに定評のある同チームらしい作品が期待できそうだ。『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』は、3月13日にSteam早期アクセス配信開始予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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