『RimWorld』大型アップデートとなるバージョン1.1のオープンベータ開始。ガチョウやアヒルの追加、UIの改善など多数
インディーデベロッパーLudeon Studiosはコロニー運営シム『RimWorld』のバージョン1.1のベータテストを2月17日に開始した。『RimWorld』の大型アップデートとなるバージョン1.1では、UIの改善や動物の追加、さらなるModサポートなど多くの変更がされる。正式なアップデートは近日中に行われるという。
『RimWorld』では未開の惑星を舞台に、不時着した入植者に指示を与え生き残りを目指す。家を建て、作物を育ててコロニーを発展させていく。AIストーリーテラーが災害や他部族からの襲撃といったランダムなイベントを作り出し、ドラマチックなストーリーを展開させることが特徴。2018年10月に5年以上の早期アクセスを卒業し、正式リリースを果たしていた。開発は一区切りついたようだが、まだまだアップデートを続けていくと語っていた。本作はそうした正式リリース後の大型アップデートのひとつとなる。
バージョン1.1では100個以上の変更と修正が入る。ごく一部ではあるがその内容を抜粋:
・UIスケールが1×以上のときより鮮明になり、4Kモニターに最適化
・Modマネジメントのインターフェースとコードを改善
・バイソン、ロバ、アヒル、ヤギ、ガチョウ、モルモット、馬、羊、ヤクを新たに追加
・アセクシャルの性格を追加、表示されていなかったバイセクシャルの性格を表示
・傷ついたアーティストの才能を追加。このキャラクターはムードに永続的なデバフを受けているが、低いムードから芸術的なインスピレーションを受けることができる
・土嚢と同じように機能するバリケードを追加。バリケードは鉄や木、石からクラフトできる。また土嚢の材料は鉄から布へ変更
・肥沃度のオーバーレイが追加。これによって土地の肥沃度を簡単に確認できる
新たに追加された動物は、もとはModだったものが公式にゲームに追加されたかたちだ。具体的には、Oskar Potocki氏のModであるVanilla Animals Expanded – Livestockが、バージョン1.1のために提供された。こちらのModはバイソン、ロバ、ヤギ、ガチョウなど家畜を中心とした地球の動物を『RimWorld』に追加して、飼いならすことができる。ほかの動物と同じくランダムにスポーンして、なおかつバニラのグラフィックやゲームバランスに近いという人気のModだった。
バージョン1.1のベータテストに参加する方法は、まず『RimWorld』のSteam内のページから設定を開く。次にプロパティからベータのタブを選択。参加希望のベータから「Unstable – Public testing」を選択してゲームをアップデートするとバージョン1.1をプレイできる。ただしLudeon Stusiosは、バージョン1.1は不安定でデータが破損する可能性もあると注意喚起している。自己責任での参加となるが、バージョン1.1を一足先に遊びたい方はベータに参加してみてはいかがだろうか。