Cygamesは2月13日、『グランブルーファンタジーヴァーサス』(以下、GBVS)において、不具合への対応を発表した。対象となっているのは、「特定のタイミングでガードボタンを利用することで、一部アクションが本来想定していない挙動を起こす」現象で、現在修正対応が行われており、3月のアップデートにて修正予定となっている。
現在、特定のタイミングでガードボタンを利用することで、一部アクションが本来想定していない挙動を起こす不具合を確認しております。
現在修正対応を行っており、3月のアップデートにて修正予定となります。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。#GBVS #グラブルVS— グランブルーファンタジー ヴァーサス (@gbvs_official) February 13, 2020
『GBVS』は、Cygamesが配信中の『グランブルーファンタジー』を原作に、アークシステムワークスが開発したPlayStation 4向け2D対戦格闘ゲーム。格闘ゲームプレイヤーだけでなく幅広い層が遊べるゲームにするため、簡単に必殺技が出せるアビリティボタンを搭載。そのほかガードがワンボタンで出来るガードボタン、アクションRPGとして遊べるRPGなども搭載している。
2月6日に発売された作品ながら、2月7日には販売数15万本突破を報告するなど、好調なスタートを記録している。原作のファンも含め、幅広い層へ向けて作られた『GBVS』だが、一方で歴戦の格闘ゲームプレイヤーの間では、発売直後から本作の研究が行われている。そうした研究の中で発見されたテクニックの一つが、ガードボタンを利用して行う、ガードモーションキャンセル、通称ガモキャンと呼ばれているものだ。
自分もガモキャン調べてみたんだけど、2362362+攻撃ボタンとガードボタン同時押し>遅らせ投げでやると……
相手攻撃>超必 相手様子見>投げ 相手投げ>遅め投げ抜け
ちょっとこれはまずいんじゃないかな? #PS4share pic.twitter.com/4ojp4xWICn— なろっか (@nasa893) February 9, 2020
本作におけるガモキャンは、大雑把に2種類ある。一つ目は、ガードの優先順位を利用し、ガードボタンと攻撃ボタンを同時に押すことで、相手の行動に合わせて技が出るようにするものだ。こうした入力を行うことで、相手が攻撃していれば必殺技を、そうでなければガードを継続するようなことができる。相手の行動に対して無敵のある技をあわせる場合、相手の攻撃を見てから入力が間に合うケースを除くと、入力した段階では相手がどう動くかはわからない。そのため、通常は相手が違う選択肢を取った場合のリスクを背負って技を出すのだが、ガモキャンではこのリスクを軽減できていた。
Soooo.. Since block button can cancel landing lag, it allows impossible combos/fuzzy lol #GBVS #GBVS_ZT #PS4share pic.twitter.com/5hiwiO7rSd
— Magicrider / マジックライダー (@Magicriderr) February 12, 2020
もう一つが、ガードモーションによって着地硬直をキャンセルするもの。着地硬直がキャンセルされることで、通常よりも早く飛びジャンプ攻撃を繰り出したり、バックステップが可能になる。そのほか、ガードボタンを利用した現象としては、ガードボタンを利用して空中で振り向ける現象なども、SNS上では報告されている。なお、何が修正対象なのかは明記されていない。どれもガードボタンを利用したものであるため、両方修正される可能性も、片方だけが対象な可能性もある。
【GBVS】ガモキャン
ギルおじ御用達のガモキャンもあった。
動画では着地硬直の4F目にバクステが出てる(着地硬直は5F)。攻撃が届く距離しか駄目そう。
※「ガモキャン」とはガードモーションキャンセルの略。
着地硬直中は出せないバクステ等をガードモーションを経由して出すテクニック。 pic.twitter.com/AZupHocrmf— TRL | けだこ@野生のフレームおじさん (@kedako_faital) February 5, 2020
繰り返しになるが、不具合の修正は3月のアップデートにて行われる。3月には、ナルメア及び黒衣の男がプレイアブルキャラクターに追加予定となっているので、アップデートと共にバグ修正を待つことになりそうだ。