『ボーダーランズ3』バレンタインイベントの開催にあわせて最大レベルを引き上げ。50から53に


Gearbox Software/2K Gamesは2月11日、『ボーダーランズ3』にて近日開催予定のバレンタインイベント「ブロークン・ハートデイ ~ハートのかけらを集めよ!」にあわせてレベル上限を引き上げることを発表した。ヴォルト・ハンターの最大レベルが、50から53に上昇する。これによりスキルツリーで消費できるスキルポイントが3つ追加され、ビルドの幅が広がることが期待されている。レベル上限の解放は今回が最後ではなく、今後も無料提供される予定だ。

過去作『ボーダーランズ2』では、レベル上限が一気に10以上引き上げられることがあった。それらと比べると、3レベルのみという今回の変更は控えめ。過去作のような大幅な引き上げをおこなわない理由については、同作のライブコンテンツ・リードGraeme Timmins氏が「The Borderlands Show: Episode 5」にて説明している。Timmins氏いわく、『ボーダーランズ2』に比べて『ボーダーランズ3』のスキルツリーは、1ポイントあたりのインパクトが大きい。ゆえに『ボーダーランズ2』と同等のレベル引き上げをおこなうと、バランスが崩壊してしまう。また、多くのポイントを割り振れるようになると、みんなのビルドが均質化してしまうという懸念事項も挙げられた。長期的な取り組みとしては、スキルポイントに紐づくとは限らない、違った方法での成長を促す術を模索しているとのことだ。

ブロークン・ハートデイ ~ハートのかけらを集めよ!」は、近日開始予定(日本時間2月14日午前8時までの日時で開始予定)のバレンタインイベント。サンクチュアリIIIに乗船しているモーリスは人類の求愛儀式に注目しており、ヴォルト・ハンターに研究の手助けを依頼する。依頼内容は、敵の周囲に浮かんでいるハートを撃ち落とすこと。ハートは形や壊れ方がそれぞれ異なり、炎をまき散らして爆発しながら地面に落下するものや、お宝をドロップするもの、敵を一時的に味方にするものなどがある。ハートが砕ける様子を楽しみつつ、壊したハートの数に応じて報酬を得ることができる。開催予定期間は1週間で、報酬内容は以下のとおり:

10個 – エコー・スキン「エコー心電図」
25個 – 武器アクセサリ「コズミック・ロマンス」
50個 – マリワン社製のレジェンダリー・サブマシンガン「ターミナル・ポリアモラス」
75個 – ヴォルト・ハンター用スキン「ハートブレイカー」
100個 – ジェイコブス社製のレジェンダリー・スナイパー・ライフル「結婚式の招待状」

今月のTake-Two Interactive業績報告にて、売り上げ本数約800万と報告された『ボーダーランズ3』。今後もゲームの開発・運営は継続され、公式サイトでは中期的な開発ロードマップも公開されている。まずは先日アナウンスされた「真のテイクダウン」モード(仮)。こちらは最大レベルに達したヴォルト・ハンター4人でのプレイを前提とした、「テイクダウン:マリワン社の機密実験を暴け!」本来の難易度設定。1月に導入された同コンテンツのレベル調整版(パーティー人数に合わせてレベル調整)が常設化されたことを受け、「真のテイクダウン」を任意で有効化するスイッチが2月のアップデートで追加される。マップ入り口にあるエアロックのドアの右手に設置されるレバーを作動することで切り替えられる。

また2月のアップデートでは、ムービーのスキップ機能が追加される。初めて見るムービーかどうかにかかわらず、ゲーム内のあらゆるムービーがスキップできるようになる。ソロプレイだけでなく、マルチプレイ時もホストプレイヤーがスキップ可能。リプレイ時の快適さが増すだろう。そのほか2月のアップデートでは、「期間限定イベントに参加しない」オプションや、ガーディアン・ランクに付随する強力な効果を個別に無効化するオプションが加わる。ガーディアン・ランクを丸ごと無効化することも可能だという。将来的にはガーディアン・ランクに新たな強化項目を追加し、さらなる拡充を図るとのこと。新項目はストーリーミッションDLC第2弾の配信時に実装する予定とのことだ。なおDLC第2弾の配信時には、ゲームのUI改善も計画されている。

3月には「戦って生き延びろ!」の調整を予定。具体的には、プレイヤー間のインタラクト半径の拡大、リバイブをより明確に他プレイヤーに伝達するための改善、複数プレイヤーがリバイブに貢献できる機能の追加が挙げられている。そして同月には、メイヘム・モードに大きな変更を加える「メイヘム2.0」が適用予定。詳細については後日発表される。『ボーダーランズ3』の将来に関するさらなる情報は、米国ボストンで開催されるゲームイベントPAX Eastでの2月28日パネルディスカッションにて明かされるとのことだ。