『Ticket to Ride』と『Carcassone』がEpic Gamesストアにて期間限定無料配布中。ドイツ産人気ボードゲームデジタル版2作が手に入る


Epic Gamesストアにて、『Ticket to Ride』および『Carcassone』の無料配布が開始された。両タイトルともに、配布期間は2月14日の午前1時まで。対応プラットフォームはPC (Windows)。ストアページにアクセスし「入手」をクリックし、チェックアウトすれば期間後もゲームがプレイ可能だ。なお、もともとは感染症を題材としたボードゲームのデジタル版『Pandemic』の配信も予定されていたが、こちらの無料配布については延期が明かされている(関連記事)。

『Ticket to Ride』は、広大な北米大陸を列車で旅するドイツ産ボードゲームのデジタル版だ。最大5人で対戦可能。東はボストンやニューヨーク、西はバンクーバーからシアトルなど、プレイヤーは主要都市のあいだを路線でつないでいくこととなる。全プレイヤーは1ターンに一度、山札または公開された5枚の列車カードの中から2枚を引く。これらのカードを用いてもっとも多くの列車をつないだプレイヤーが勝利だ。すべての列車カードがなくなるとゲーム終了となる。

ただし、最初に3枚配られる目的地カードにて決めた場所にまで路線を敷くことができなかった場合は、罰点対象となるため注意が必要。無茶な目的地を設定せず、慎重に列車をつなげたいところだが、先に目当ての路線が他プレイヤーにとられる危険も。全体の状況を踏まえたカードの選択、路線の確保など、シンプルながらも奥深い駆け引きが楽しめるボードゲームとなっている。

もう一方の無料配布タイトル『Carcassone』は、フランス南部を舞台に領地拡大を目指すボードゲーム。こちらの作品も最大5人で対戦可能だ。各プレイヤーは、振り分けられた7つのコマおよび1ターンに一度引くタイルを用いて地形を作成していく。タイルが全て引かれるとゲーム終了。完成した地形の面積に応じてスコアが加算され、最後にもっとも多くの点数を所持しているプレイヤーが勝者となる。

タイルには都市や道路、修道院や草原が描かれており、それぞれの絵柄に対応したタイルを当てはめなければいけない。また地形を完成させただけではスコアは加算されず、最初に与えられたコマを置くことではじめて自身の領地として確保できる。もちろん他プレイヤーが同じ地形にコマを置くこともあるだろう。この場合は、もっとも多くのコマを置いているプレイヤーの領地となる。またタイルを引くのはランダムであるため、運もまた見方につけなければならない。本作では、高い戦略性と運による先の読めない展開が味わえるだろう。

現在無料配布中の2タイトルは、どちらも人気の高いボードゲームが原作となっている。また両作ともに拡張コンテンツの販売もおこなわれている。無料でプレイしたのち、さらに遊びの幅を広げてみてもいいかもしれない。なお次回の無料配布枠としては、中世オープンワールドRPG『Kingdom Come:Deliverance』および、アステカ王国を舞台とした格闘ストラテジーゲーム『Aztez』の2タイトルが予定されている。