墓守生活ゲーム『Graveyard Keeper』Nintendo Switch版がついに配信開始。しかし「コレクターズエディション」の出現が影を落とす

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tinyBuild GAMESは本日2月6日、Nintendo Switch版『Graveyard Keeper』を国内向けに配信開始した。価格は2390円。日本語にも対応している。墓守として暮らすダークな生活シミュレーションゲームが、ついに国内で配信開始されている。

『Graveyard Keeper』は、墓守生活ゲームだ。プレイヤーは、交通事故に遭い異世界に送り込まれた男。送り込まれたのは、中世らしき世界。見知らぬ世界で男は、突如墓守として暮らすことを強いられる。しゃべるガイコツと出会い、元の世界へ帰る手段を探っていく。木を切ったり魚を釣ったり、森の奥深くをさまよったり、街で得たアイテムを売買したり。さまざまなアイテムを入手し、それらをクラフトすることで、できることや行ける場所を増やすのだ。

元の世界に帰るためには、あらゆる手を尽くす必要がある。墓守として墓を整理しながら、死体を無断で解剖し臓器を得て売買したり、処理できない死体を川に放り投げたり。教会をひらいて説法という名の洗脳をしたり。平和に見えながらも闇に覆われた世界。悪人と協力したり彼らに付け入りながら、元の世界に帰るための手がかりを探していく。

本作では時間の概念が存在しており、墓地経営を柱にしつつ、そこに縛られない自由な暮らしが楽しめる。ゲームプレイの基本は『牧場物語』や『Stardew Valley』に近い。一方で本作では、NPCとのふれあいを中心としたコミュニケーション要素は全体的に簡略化されており、墓地運営や耕作にはそれほど深みはない。好感度あげはクエストなどにより達成される。素材を集めてクラフトするのが、ゲームの基本である。物を集めてクラフトし、クエストを達成したり、新たなスキルツリーを解禁することを繰り返す。“牧場系”と比べても、かなり作業感強めのゲームデザインが特徴だ。逆に言えば、世界を歩き回り素材を集めクラフトをするのが好きな、作業に耐性のあるユーザー向けには中毒性の高いゲームになっているだろう。

そのダークなテーマ性から“暗黒牧場物語”などと表現され、国内Nintendo Switch版の発売も期待されていた本作であるが、一方で発売に際して影を落としている部分もある。というのも、発売日当日になり「Collector’s Edition」なるセットが2890円にて販売開始されたからだ。「Collector’s Edition」は、作業自動化を助けるゾンビを導入するDLC「Breaking Dead」(599円/PC版は無料)と、酒場経営とキャラ掘り下げを追加するDLC「Stranger Sins」(599円)をセットにしたエディション。発売日まで本編の予約販売がなされていたが、「Collector’s Edition」の存在は明らかにされていなかった。DLCを単独で購入するとなれば、それぞれに599円支払わなければならない。ゲーム本編とDLCをセットで買えば3588円。一方でコレクターズエディションは2890円。予約購入者がDLCを入手するとすれば、700円近く損をすることになる。もし「Collector’s Edition」が予約可能ならば、そちらを購入していたはず。かなり歪な事態になっており、落胆する人も少なくないようだ。

『Graveyard Keeper』Nintendo Switch国内版はそもそも昨年夏の発売が予定されており(海外版は昨年夏に発売済み)、半年以上の延期。国内ニンテンドーeショップのスクリーンショットは英語版のもので、そして今回のコレクターズエディション問題。販売対応については、かなりお粗末と言わざるを得ない。tinyBuild GAMESは、過去には架け橋ゲームズのサポートのもと『Mr. Shifty』をリリースしていた。こちらは海外版と同発ではなかったものの、リリース面でのトラブルはなかった。『Graveyard Keeper』は、tinyBuild GAMES単独でのリリースであったのか、もしくはパートナーがいたのか。原因は定かではないが、やや残念な発売となってしまった。とはいえ、ゲームはオリジナリティ高いものに仕上がっているので、興味のある方は購入を検討してみるといいだろう。

弊誌は現在tinyBuild GAMESに対し、今回の「Collector’s Edition」の販売や、延期についてコメントを求めている。

【UPDATE 2020/2/13 10:45】
tinyBuild GAMESは本件における対応を発表した。詳細はこちら

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