『フォートナイト』大舞台で日本人初のビクロイを達成した16歳Ruri選手、チーム戦獲得賞金を全額オーストラリアの森林火災へ寄付
『フォートナイト』全豪オープンスマッシュ2020にて、プロゲーミングチーム「Crazy Racoon(クレイジーラクーン)」所属のRuri選手がソロでのマッチで日本人選手としては初のビクトリーロイヤルを達成した。また、Ruri選手、NECKOKUN選手、ELLY(三代目 J SOUL BROTHERS)選手トリオのチームはプロアマ混合マッチで賞金を獲得。そのうちRuri選手とELLY選手が、オーストラリアの森林火災の義援金として寄付することを発表している。
『フォートナイト』全豪オープンサマースマッシュ2020は、オーストラリアのメルボルンで全豪オープンのイベントとして開催された国際大会だ。2月1日はプロゲーマーとインフルエンサーによるトリオでのプロアマ混合、2月2日はソロでのマッチが行われた。ソロマッチの賞金総額は40万豪ドル(約2千960万円)、トリオの賞金総額は慈善寄付によって集められた10万豪ドル(約740万円)となっている。ソロにはNRGといった名門チームも参戦。プロアマにはプロゲーマーとインフルエンサーからなるトリオチームが参戦し、俳優やミュージシャン、YouTuberも交えてのチャリティイベントとなっていた。
ソロのマッチは90人が6試合を戦い、総合ポイントで順位を競う。Ruri選手は3試合目で、Team Parallel.OCE所属worthy選手との一騎打ちを制し、ビクトリーロイヤルを獲得。日本人選手としては初の、国際大会におけるソロでのビクトリーロイヤルという快挙を達成した。週末にはTwitterでトレンド入りをするなど、大きく注目を集めた。
※ Ruri選手のビクトリーロイヤルは、1時間38分頃から
前日2月1日に開催されたトリオマッチでは、Ruri選手、NECKOKUN選手、ELLY選手がチームを組んで参戦。トリオでのマッチは3人チームが30組の総勢90名でポイントを競う。4回行われた試合のうち、Ruri選手たちは3試合目で見事ビクトリーロイヤルを達成した。こちらもRuri選手がチームで1人生き残ることができ、最終的にNRGのZayt選手を撃破して勝利している。トリオの4試合での総合ポイントの順位は8位となり、チームは3000豪ドル(約22万円)の賞金を獲得することができた。
※ Ruri選手のビクトリーロイヤルは、3時間45分頃から
さらにRuri選手は、プロアマでの賞金をオーストラリア森林火災の災害援助に寄付することを発表。2019年9月から続いているオーストラリアでの大規模な森林火災のため、トリオでの賞金を義援金として募金するという。16歳という若さで国際大会にてビクトリーロイヤルを達成する実力を持ち、賞金を災害のために寄付するRuri選手。前途有望な若者の活躍に、これからも注目していきたいところだ。