深海探索ゲーム『In Other Waters』Switch/Steam向けに正式発表。AIと宇宙生物学者が紡ぐ、孤独で優しい海の旅

パブリッシャーFellow Travellerは2月5日、『In Other Waters』を正式発表。2020年春に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC・Mac(Steam)およびNintendo Switch。

本作は昨年、フランス・パリで行われたCapital Games主催「IndieCade Europe 2019」にて審査員賞を受賞した期待作だ。2018年2月にはKickstarterキャンペーンを実施しており、約2万8000ポンドを集めている。

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『In Other Waters』は、深海探索シミュレーションゲーム。公式サイトでは「ユニーク・ナラティブ探索ゲーム」と紹介されている。内容としては、プレイヤーが「AI」として未知の世界を探索する「人間」をサポートするというユニークなもの。トレイラーでは、記号的でありながら宇宙や深海をイメージさせるようなグラフィック、誰もいない空間に放り出されたような気持ちと生き物の集合体に囲まれたような気配を同時に感じるようなサウンドによって独特な世界観を描きだしている。

物語の中心となるのは、宇宙生物学者であるEllery Vas(herと呼ばれている)。失踪したパートナーMinae Nomuraの呼びかけによって惑星Gliese 677Ccへと導かれる。しかし、降り立ったのは荒廃した基地。そこには古びたダイビングスーツと奇妙なAIしか存在しなかった。プレイヤーはこの「奇妙なAI」としてElleryを危険から守りながら、彼女が深海へ潜って探索するのをサポートしていく。Nomuraの行方を追ったり、未知の生物のサンプル採取をしたりしていくうちに、惑星の暗い過去を知ることに。惑星の隠された真実を知った時、プレイヤーであるAIとElleryの絆が試される。

ゲームシステムとしては、前出どおり深海を探索していくことが基本になるようだ。プレイヤーは各ロケーションを自由に移動し、未開の地を探っていく。発見したものから装備をアップグレードしたり生物サンプルを採取していくことにより、新たなエリアやサイドクエスト、Elleryとのユニークな会話などのさまざまな要素がアンロックされる。つまり、探索をすることでゲームが進んでいくということだ。詳細は不明だが、プレイ映像ではマッピングをするような場面もたびたび映されており、海図づくりも本作の目標となりそうだ。

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また探索することがフィールドワークを兼ねており、宇宙生物学者としての研究を進めることもゲームの要素のひとつとなる。未知の生物を発見し、観察やサンプル採取を通して分類していく。その過程を記録したElleryの研究ノートやスケッチを見ながら、惑星Gliese 677Cの生態系への理解を深めていくことができる。なお、探索中にElleryが直面する困難な状況に助言をおくるといったシーンもあるようだ。プレイヤーはAIとして、こうしたElleryとの関わりを介して彼女の内面を知っていく。

本作の開発スタジオJump Over The Ageは個人スタジオで、代表はライター・デザイナー・アーティストなどのさまざまな顔をもつGareth Damian Martin氏。作品に関する「美しさ」へのこだわりが感じられるのはゲームの中だけではない。Twitterや公式サイトではスクリーンショットだけでなく、ゲーム画面を表示したNintendo Switchのイメージ写真を掲載。ネオンブルー/ネオンイエローのジョイコンで本作のイメージカラーと揃え、ゲーム画面の外まで美しく洗練されたビジュアルデザインが行き届いている。

音楽は『Kingdom New Lands』や『Kingdom Two Crowns』で気持ちのいいアンビエンスサウンドを担当したAmos Roddy氏が担当。昨年6月に発表された本作のTeaser Trailerでは今回のトレイラーとは違う音楽を聴くこともできる。

なおSteamストアの言語対応表は英語にのみチェックマークがついているが、Fellow Trav-ellerの近年リリースしたゲームの多くが日本語に対応している。『The Stillness of the Wind』『The Church in the Darkness』は架け橋ゲームズのサポートにより、日本語対応だけでなく日本でNintendo Switch版もリリースされている。同作の日本語対応や国内リリースも期待できそうだ。

『In Other Waters』は、2020年春にPC・Mac(Steam)/Nintendo Switch向けに発売予定だ。

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