『Apex Legends』シーズン4開幕&バランス調整含むパッチノート公開。レヴナントは味方を死から守るデストーテム使い

『Apex Legends』シーズン4開幕&バランス調整含むパッチノート公開。『Apex Legends』新レジェンドのレヴナントは味方を死から守るデストーテム使い。

Apex Legends』のシーズン4「アシミレーション」が開幕した。ちょうど本作のローンチ1周年にあわせた新シーズンの幕開けであり、最初の1週間(米国現地時間2月4日~2月11日)の間にログインすると1周年記念ギフトとしてログイン報酬が付与される。報酬内容は、ガンチャーム「オリガミフライヤー」、1周年記念のアカウントバッジ、そしてデイリーの初戦1万XP獲得権となっている。

レヴナントのアビリティ

シーズン4のレジェンド「レヴナント」の各種アビリティは以下のとおり。彼を生ける悪夢へと変貌させたハモンドロボティクス関係者への復讐心に駆られたアサシンであり、ロープロファイル(被ダメージ5%増)が適用されるレジェンド。戦場ではデストーテムやサイレンスなど不気味な能力を駆使することでチームに貢献する。

・戦術アビリティ「サイレンス」:敵にダメージを与え、10秒間敵のアビリティを無効にするデバイスを投げる

・パッシブアビリティ「ストーカー」:しゃがんだ状態で高速移動ができ、他のレジェンドより高く登ることができる

・アルティメットアビリティ「デストーテム」:使用者を死から一定時間守るトーテムを呼び出す。キルやダウンしないかわりに、使用者は(体力1の状態で)トーテムの場所に戻る

レジェンドと武器のバランス調整

既存レジェンドのバランス調整は以下のとおり:

・ブラッドハウンド:敵をダウンさせると、ハンティングビーストのタイマーが5秒延長

・クリプト:ドローンEMPが味方ジブラルタルのプロテクトドームを破壊しないよう変更。またプロテクトドームをクリプトのドローンに付着できないようになった

新武器「センチネル」は中~長距離戦用のボルトアクション式スナイパーライフル。シールドバッテリーを消費することで一時的に強化状態に入り、高威力の対シールド弾を発射できるようになる。通常弾とはビジュアルエフェクトや発射音が異なるため、どちらの弾が発射されているのか周囲のプレイヤーが把握できるようになっている。

またシーズン4からは、スナイパーライフル専用の弾薬(スナイパーアモ)と拡張マガジンが追加された。これまではSMGやLMGと共通弾薬を使用していたが、よりバランスの取れた長距離武器用のメタゲームを構築すべく、新しい弾薬タイプを導入。センチネル、ロングボウDMR、トリプルテイク、チャージライフルがこの新弾薬を使用する。チャージライフルは1回につきスナイパーアモ1発消費。装弾数は4発になっている。そのほかの弾薬・アイテム類に関しては、以下の変更が適用されている:

・エネルギーアモが1箱あたり20発から30発に増加

・一部アイテムの削除:ターボチャージャーとエネルギーアモ用拡張マガジン(後者は開発陣のミスにより、シーズン3中のアップデートで適用済み)

・ゴールドバックパックの「守護天使」パークを使用して蘇生している/蘇生されていることを判別しやすいようUI改善

武器関連の変更は以下のとおり:

・光学照準器/スコープ未装着時(アイアンサイト)の照準を安定化。アイアンサイト覗き込み時に照準が画面中央に固定されるよう改善されている。ただし現在は一部武器のみ適用済み。シーズン4中にアップデートされるのは、ロングボウDMR、トリプルテイク、チャージライフル、センチネル、ハボック、R-301、フラットライン、スピットファイア、R-99、オルタネーター、モザンビーク、マスティフ、RE-45、ウィングマン

・G7スカウトの武器種をスナイパーからアサルトライフルに変更。装着可能なアタッチメントもアサルトライフル用のものに変わる。ダブルタップのホップアップは引き続き使用可。発射速度は4.5秒から4.0秒に、ダブルタップ適用時の発射間隔は0.425から0.475に変更

・Lスターが補給物資品ではなく通常ドロップ品に変更。エネルギーアモを使用し、オーバーヒートの仕組みはそのままながら、通常使用におけるリロードは不要。1発あたりの与ダメージは19から18に、発射速度は12から10に減少している。また発射時の画面水平反動が緩和

・ディボーションが通常ドロップ品から補給物資品に変更。装弾数54発、最大弾薬ストック数162発、ターボチャージャー対応可

・ハボックのセレクトファイアレシーバー適用時発射間隔を.77から.56に変更。水平リコイルを緩和

・R-99の与ダメージを12から11に変更。装弾数は増加(通常:18→20、コモン:20→22、レア:23→24)

・プラウラーの与ダメージが14から15に上昇

・ヘムロックのシングルショット発射速度が5.6から6.4に上昇

・ウィングマンの装弾数が変更(通常:4→5、コモン:6→6、レア:8→7、エピック:10→8)

・EVA-8のダブルタップ適用時のバースト発射間隔が0.85から0.80に減少

・マスティフを連射できる現象を修正

・シーズン4のゴールド武器は、ハボック、P2020、センチネル、プラウラー、R-301

マップ改変、ランクシリーズ&マッチメイクの変更

先日のゲームプレイトレイラー公開時に明かされたように、シーズン4ではワールドエッジのマップが改変される(関連記事)。マップ中央に巨大な採掘施設「プラネットハーベスター」が登場するほか、激戦区キャピトルシティが東西に分裂。エピセンターとスカイフックの間に小規模ロケーション「調査キャンプ」が追加されたりと、また新鮮な気持ちで降下先や経路の選択をおこなえるようになるだろう。

ランクシリーズ3の仕様変更については、こちらの公式ページに記載。システムの悪用を軽減するため、ランクリーグにおけるペナルティおよび敗北免除の変更が適用される。なお一部PC版プレイヤーからは「DXGI_ERROR_DEVICE_HUNG」エラーによりゲームがクラッシュするとの報告が挙がっており、現在開発チームは原因を調査中。

また今回のアップデートでは、過去に一部地域にてテストを進めていたマッチメイク機能の変更を、グローバル向けに適用したとのこと。マッチメイク機能は議論を呼ぶトピックであり、コミュニティ内では上級プレイヤーのマッチが強敵揃いになりすぎることや、接続悪化を招くことを批判する声もある。開発陣もそうした議論が交わされていることを認識しており、誤った情報も出回っていることから、「スキルベースのマッチメイクはゲームのローンチ当初から実装されており、今後も改善に向けて継続的に取り組んでいく」と補足している。

そのほかパッチノートにはバグ修正とQoL系の項目があり、後者については、プレイヤーのフィードバックを踏まえた色覚特性設定の調整、レジェンドスキンのお気に入り登録および「お気に入り(ランダム)」オプション追加、与ダメージによるアシスト判定の変更(5秒→7.5秒)などが適用されている。

シーズン4バトルパス

*シーズン4バトルパス概要トレイラー

シーズン4バトルパス(950Apexコイン)では100個以上の報酬をアンロック可能。バトルパスを購入すると、レジェンダリーの「R99:ゼロポイント」スキンとスーパーレアのレジェンドスキン3種を即時アンロック。合計100レベル分の報酬が用意されており、ゲームをプレイしてレベルを上げることで、クリプトの「青銅」、ワットソンの「サイバーパンク」、フラットラインの「ヒートシンク」などのスキンを入手できる。Apexパック、XPブースト、トラッカー、クラフトメタル、ガンチャーム、Apexコインのほか、BGMパックやロード画面、スカイダイブエモート、セリフなどを手に入れ、プレイ体験をカスタマイズ。バトルパスバンドル(2800Apexコイン)を購入すると、すぐに25段階レベルアップ可能だ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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