『スマブラSP』Ver7.0.0にてバランス調整実施。大会で活躍見せたジョーカーなどの弱体化や、シールドのサイズ調整に手が入る

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任天堂は1月29日、Nintendo Switch向けソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)にて、Ver7.0.0を配信した。先日放送された「【スマブラSP】? ? ? のつかいかた」で公開された、『ファイアーエムブレム』シリーズから8人目の参戦となる新ファイター「ベレト/ベレス」の追加、『ファイアーエムブレム 風花雪月』のキャラクターがスピリッツとして登場、新ステージやMiiファイター向けの追加コスチュームも追加されているほか、大きめのバランス調整も行われている。

今回のゲームバランス調整でまず目を惹くのは、直近の大型海外大会「Genesis 7」でもトップ2を飾った2体を含むジョーカー/パルテナ/ゼロスーツサムスの弱体化だ。ジョーカーは、これまで相手の行動を拒否したり、復帰阻止にも使われていた通常必殺ワザの空中直下射撃の攻撃範囲が狭くなっている。また、対戦相手が2人以下の乱闘において、アルセーヌ召喚中にダメージを受けた際、アルセーヌの召喚時間が減少しやすくなっており、上手く立ち回ればアルセーヌ召喚中の危険な時間を早く終わらせられることだろう。

パルテナは、上強攻撃/下スマッシュ攻撃/通常空中攻撃/下投げに調整が加わっている。判定が強く、持続が長かった通常空中攻撃は、ふっとぶ距離が縮み、最後の攻撃の対空中判定が縮小。下投げのふっとぶ距離も上がっており、コンボにも影響がありそうだ。ゼロスーツサムスは、どういうわけか地中に埋まってしまう、下必殺技による踏みつけの埋まり時間が短くなっている。

一方、強化されたのはサムス/ダークサムス/キャプテン・ファルコン/シーク/ゼルダ/ドクターマリオ/こどもリンク/トゥーンリンク/ダックハント/リュウ/ケン/クラウドなど、10体以上にも及ぶ。環境の中で強かった技が弱体化され、目立っていなかったキャラクターたちに強化を施すことで、バランスを取ろうという意図は読み取れそうだ。

多数のキャラクターに対し、シールドのサイズを大きくする調整が加えられている。この調整により、シールドが縮小した結果、シールドから漏れた頭などを攻撃される機会が減りそうだ。また、シールドサイズが大きくなったということは、ジャストシールドにも影響がある。『スマブラSP』におけるジャストシールド(いわゆるジャストガード)は、シールド解除後の硬直のうち、最初の5フレームの間に対応する攻撃を受けた場合に発動するもの。ジャストシールドが成立すると、通常のシールド時と比べて攻撃側・防御側の硬直フレームに変化が生じ、基本的には防御側に有利な効果が発生する。ジャストシールドの判定は、最大時のシールドのサイズに依存するため、シールドサイズの拡大に伴いジャストシールドの判定も拡大しているなら、ジャストシールドがより使い易く強化されていることになる。この調整にあわせて、ドンキーコングはシールド解除時に頭が無敵になるなど、シールド関連で防御面の強化が施されているキャラクターもいるが、これらもシールドとジャストガードを使いやすくしようという調整なのかもしれない。

なお、2021年内までに配信予定のファイター6体を収録した「ファイターパス Vol.2」が、ニンテンドーeショップなどで本日から販売開始されている。価格は税込3300円。購入特典として、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 』の古代兵装Miiファイターコスチュームが付属。中身は明かされていないが、今後も『スマブラSP』を遊び続ける方は、パスを購入しておいても良いだろう。

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