ポケモンクラウドサービス『Pokémon HOME』詳細発表。プレミアムプランは、年額2000円弱に

株式会社ポケモンは1月28日、『Pokémon HOME』の詳細を発表した。価格やシステム詳細が明かされている。

株式会社ポケモンは1月28日、『Pokémon HOME』の詳細を発表した。『Pokémon HOME』は、すべてのポケモンが集まる場所をコンセプトに、『ポケットモンスターソード・シールド』との連携や、過去の『ポケットモンスター』シリーズからポケモンを連れてこられるというもの。2020年2月に配信予定のNintendo Switch/iOS/Android向けクラウドサービスだ。利用形態がフリープランとプレミアムプランの二つあり、プレミアムプランの料金は30日370円/90日610円/365日1960円の3パターン。Nintendo Switch版とスマートフォン版では機能が異なり、両者をニンテンドーアカウントで連携することにより、ポケモンボックスが共有できる。

『Pokémon HOME』の機能として、まず挙げられるのはポケモンを預けられる機能だ。フリープランでは30匹、プレミアムプランでは6000匹まで『Pokémon HOME』にポケモンを預けられる。預けたポケモンはメガシンカ、キョダイマックスにも対応した全国図鑑に登録され、『ポケットモンスター』シリーズでの図鑑説明文がまとめて閲覧可能になる。また、『Pokémon HOME』上のポケモンはスマートフォン版から、自動的に世界中のポケモントレーナーと預けているポケモンの交換が行われる「ミラクルボックス」、欲しいポケモンと交換に出すポケモンの条件がマッチした時に交換が行われる「GTS」、グループ内でランダムに交換を行う「グループ交換」、フレンドになったトレーナーが近くにいる場合にポケモン交換ができる「フレンド交換」、4つの交換機能が利用可能。一方、Nintendo Switch版『Pokémon HOME』からは、対応ポケモンを『ポケットモンスターソード・シールド』へ送ることもできる。

サービス開始時の対応ソフトと、連携については下記のとおりとなる。
2020年2月対応
・『ポケットモンスターソード・シールド』
ポケモンを預けたり、引き出したりできる。引き出せるポケモンは、『ポケットモンスターソード・シールド』の「ポケモン図鑑」に登録されるポケモンを含む、一部のポケモン。
・『ポケットモンスターLet’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』
Nintendo Switch版のポケモンをNintendo Switch版『Pokémon HOME』へ連れて行ける。また、同作から『Pokémon HOME』へ連れて行ったポケモンは、他の連携ソフトへ連れて行ったことがない場合に限り、同作へ連れ出せる。
・『ポケモンバンク』(プレミアムプラン限定)
預けられているポケモンたちを、『Pokémon HOME』へ引っ越しできる。その際、『Pokémon HOME』に『ポケモンバンク』の図鑑情報が引き継がれる。『Pokémon HOME』から『ポケモンバンク』へポケモンを引き出すことはできない。

後対応予定
・『Pokémon GO』
詳細は明かされていないが、表によると送り出すことができるようだ。

そのほか、ボックスに預けられているポケモンの数に応じてポイントが貯まる機能があり、Switch版では『ポケットモンスター』シリーズのバトルポイントと引き換え可能。一方スマートフォン版には、『ポケットモンスターソード・シールド』向けのものも含めふしぎなおくりものがいつでも受け取れる機能と、ジャッジ機能が搭載されており、リリース後には『ポケットモンスターソード・シールド』のランクバトルでの成績や使用ポケモンランキング、トレーナーの対戦履歴などのバトルデータ確認機能が追加予定とされている。なお、ジャッジ機能はプレミアムプランのみ可能。フリープランでは、スマートフォン版での交換機能については、グループ交換の開催を含め制限が加えられる。

また、サービス開始から1か月『Pokémon HOME』の配信を記念して、『ポケモンバンク』『ポケモンムーバー』無料キャンペーンが実施される予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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