次世代ルータースラッシャーゲーム『Godfall』、一年前の開発映像が流出。結果的にさらなる期待を高める


『Godfall』の開発中の映像が流出しているようだ。同作は、PS5とPC向けに開発中の“ルータースラッシャー”ゲーム。敵をスラッシュするアクションに、トレハン要素を織り交ぜたアクションRPGになるという。The Game Awards 2019にて披露され、ルータースラッシュを称する点や、Unreal Engine 4で描かれる美麗な映像が注目を集めていた。1月に入り、突如映像投稿サイトStreambleに、1分強のプレイアブル映像が公開され、拡散されていた。

 

流出した映像では、キャラクターの背中越しに、ファンタジーな建造物やきらびやかな内装の数々が映し出され、戦闘シーンへと突入。武装した背の大きな敵を、槍や大剣でなぎ倒していくプレイヤー。血は出ないながらも、部分切断の表現も確認できる。多数が相手でも重装した敵が相手でも、一閃。回避行動をまじえながら、敵との間合いを調整するシーンも。なめからなアニメーションと派手なエフェクトが目を引く。「戦闘はプレイヤーの操作の腕を問う激しいものになる」と発表時に紹介されていたが、その紹介どおり熾烈なゲームになりそうだ。

流出の翌日、『Godfall』公式Twitterアカウントはすぐさま映像について声明を出した。出回っている映像は、実際のPC版の映像であると認めた。ただし、この映像は一年前のものであり、社内プレゼンテーション用であるとも補足している。(映像への反応を見て)勇気づけられたとも語り、ゲーム開発の進捗を魅せられることを楽しみにしていると結んでいる。

公式Twitterアカウントが述べたように、流出映像は「次世代ゲーム」としても大きな注目を集めている。YouTubeなどに転載されており、高評価が寄せられているほか、Redditなどでも好意的な反響が並んでいる。公開トレイラーはいわゆるカットシーンメインであったが、今回の映像はゲームプレイ部分も含んでおり、どのような作品になるのかイメージもしやすい。美しくも激しい戦闘が描かれる映像は、期待を高めることとなった。謎のルートから突如社内向け映像が投稿されてしまったが、結果的には『Godfall』のプロモーションになっているかもしれない。もしくは、流出はそこまで織り込んだ意図的なものだったという可能性を推測するのも面白いだろう。

『Godfall』は、『DUELYST』などを手がけたCounterplay Gamesが開発し、『ボーダーランズ』のGearbox Publishingより発売予定。海外向けにはPS5ローンチタイトルとして発売されると報じられており、今後も同作には熱い視線が向けられそうだ。