『ウィッチャー3』のゲラルトを、Netflixドラマ風にするModが続々登場。ドラマ楽曲を使ったカットシーンModも
Netflixオリジナルドラマ「ウィッチャー」の公開後、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の人気が再加熱。年末にはSteam版の同時接続プレイヤー数(CCU)が2015年のローンチ時記録を更新(関連記事)。年始に入ってからも勢いは止まず、1月5日には同作にとって初のCCU10万人超えを達成した(SteamCharts)。
ドラマ効果で再注目されている『ウィッチャー3』。そのPC版には、ドラマ版でゲラルト役を演じたHenry Cavillと、イェネファー役を演じたAnya Cholatra風のキャラクターモデルに差し替えるModが存在する。もともとはMod制作者のAdnan4444氏が2019年8月、Nexus Modにて公開したもの(「無情なる心」DLCが必要)。やや不自然な部分が残ることから、今年1月3日にはMod制作者のShadowphonic氏が、Adnan4444氏のModのリテクスチャModを公開。こちらではゲラルトがより蒼白になるほか、Adnan4444氏のバージョンとは異なり、左目に傷跡が追加される(Polygon)。ゲラルトのHenry Cavill化Modはほかにも存在し、yian氏によるリテクスチャModが1月2日に公開されている。同作をプレイしている方は、どのHenry Cavill風ゲラルトが好みか、比べてみるのも一興だろう。
なおゲラルトの装備をNetflix版に寄せるModとしては、ReplicantPolice氏による「Kaer Morhen Viper Armor – Netflix Series」Modが公開中。さらにDamnat氏による銅の剣Modも現在制作中だ。こうしたドラマ関連のModは続々と増えており、hub997氏はゲームシリーズ1作目『The Witcher: Enhanced Edition』用に、ダンディリオンが「ウィッチャーに金貨を!(Toss a Coin To Your Witcher)」(*)を歌うカットシーンModを公開している。
*「ウィッチャーに金貨を!」は日本語字幕版の歌詞。日本語吹替版では「ほらコインだよウィッチャー」。ドラマを視聴している方は、言語別に聴き比べてみるのも面白いだろう
*hub997氏の「Toss a Coin To Your Witcher Cutscene Mod」
「Toss a Coin To Your Witcher」は、ドラマのシーズン1エピソード2にて吟遊詩人のジャスキエル(ゲーム/英語小説版におけるダンディリオン)が披露する曲(SoundCloud)。そのキャッチーさからファン人気が高く、YouTubeではコンテンツクリエイターたちによるカバー動画が複数投稿されている。先日には「Toss a Coin To Your Witcher」を使った『Beat Saber』用のカスタムマップ(Holair氏作)も公開されており、『ウィッチャー』シリーズ外の作品向けにも活用されつつある。
ドラマとゲーム双方の人気に伴い、今後もこうしたドラマ関連Modやユーザー作成コンテンツが増えてくることだろう。Netflixオリジナルドラマ「ウィッチャー」は、小説版「The Witcher」をベースに、超人的な力を秘めたウィッチャーのゲラルトが陰謀と策略の渦に巻き込まれていく様子を描く。ゲラルトだけでなく、イェネファーとシリの視点からも物語が紡がれる内容となっており、シーズン1(全8エピソード)はNetflixにて配信中。すでにシーズン2の製作も決定している。
*Toss a Coin To Your Witcher (Leo Moracchioliメタルカバー)