『黄昏ニ眠ル街』の美しい最新映像公開。人がいなくなった東洋の街を、少女が探索するADV

同人サークルOrbital Expressは12月22日、『黄昏ニ眠ル街』の最新トレーラーを公開した。『黄昏ニ眠ル街』は、フリーイラストレーターのnocras氏が開発中のオリエンタルファンタジー探索ADV。

同人サークルOrbital Expressは12月22日、『黄昏ニ眠ル街』の最新トレーラーを公開した。『黄昏ニ眠ル街』は、フリーイラストレーターのnocras氏が開発中のオリエンタルファンタジー探索ADV。リリース予定は2021年上旬、Steamでのリリースも予定されているPC用作品だ。今回公開された「TASOMACHI_黄昏ニ眠ル街α3.0トレーラー」は、1年半分の開発内容がまとめられたもので、本作の世界観や美しい街並みなどが確認できる。

『黄昏ニ眠ル街』は、人が居なくなった東洋の街を探索する3DアクションADV。主人公は、自分の飛行船に乗って旅をしている少女ユクモ。用事のため東洋の街へやってきたユクモだったが、街への到着と同時に飛行船の動力源「ダーナモコア」が尽きてしまい、燃料切れに。街も静寂が支配しており、視界に入るのは猫人たちばかりで、住人たちの姿は見当たらない。ユクモはダーナモコアを集めるため、街を探索していくことになる。

本作の特徴は、美しい3Dグラフィックで描かれた異国情緒溢れる街そのものだ。歴史を感じさせる建造物たち。渓谷にかかる双子大橋。街のいたるところに映える桃色の木々。ユクモが探索する街の中はオリエンタルな風情があり、異世界に迷い込んだかのよう。高所には見晴らしの良いビュースポットが設置されていることもあり、こうした情景がじっくり堪能できる。また、ゲームプレイではユクモを操作し、ダッシュやジャンプを駆使しながらあちこちに設置されたダーナモコアやお金を集めていく。屋根の上や遺跡の中、一見では取り方のわからないものもあり、街中を歩き回ることになるので、自然と街のあちこちを見て回れるというわけだ。

本作を開発しているnocras氏は、フリーのイラストレーターとして活動する一方、『ポケットモンスター ソード・シールド』のフィールドマップデザインや、『ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア』にBackground Artistとして参加するなど、ビッグタイトルのグラフィック制作に関わってきた人物。『黄昏ニ眠ル街』は、同氏の描いたコンセプトアートを元に、ゲームエンジンにUnreal Engine4を採用して制作されている作品だ。本作のα3.0版DLキーが同梱されたガイドブックが、コミックマーケット97にて頒布予定。12月30日は南3リ-24b「Orbital Express」ブース。12月31日は南3モ-01b「Monsters secret」にて委託される。一部同人ショップでの委託も予定されている。リリースはまだ先だが、一足先に本作をプレイしてみたい方は、α版を手に入れてみるのも良いかもしれない。

 
Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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