レベルファイブ新作『メガトン級ムサシ』最新映像が公開。癖のあるパイロットたちが、ロボットを駆り敵と戦う協力プレイ型ロボットアクションRPG


レベルファイブは12月21日、『メガトン級ムサシ』の最新情報を公開した。『メガトン級ムサシ』は同社が週刊少年ジャンプとタッグを組み、開発中の協力プレイ型ロボットアクションRPG。対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4/iOS/Android。リリース予定時期は、「Coming Soon」。2016年にクロスメディアプロジェクトとして発表され、出版パートナーである週刊少年ジャンプでの掲載などメディアミックスコンテンツとして展開予定の作品だ。なお、当初は2017年夏発売を目標に開発が進められており、アニメ化も発表されていた。

https://youtu.be/gmNNmfGJF_4

『メガトン級ムサシ』は、異星人の侵略により制圧されてしまった地球で、メガトン級の巨大ロボット「ムサシ」が異星人から地球を取り戻すために奮闘する作品だ。舞台となるのは西暦2118年に「ドラクター」と呼ばれる謎の異星勢力が襲来して地球を数日で制圧し、ドーナッツ型にくり抜いた地球の中心部へコアのような物体が埋め込まれた世界。異星人の巣となった地球で生き残り、シェルターに逃げ込んだ人類が最後の希望として企てたのが、巨大ロボットである。

現在公開されているロボット3機は、地球のテクノロジーを結集して作り出され、全長60Mを超える巨体に3機合体機構を持つムサシ。爆撃やガトリングを搭載し、距離を取って戦うのが得意な支援型ガウディア。スパーキングタックルなど電撃を纏った格闘技を駆使し、近距離戦が得意な格闘型スパークマン。パイロットキャラクターとして、操縦桿を握ると豹変するサイコパスな戦闘狂一大寺大和、成績優秀・冷静沈着で高慢なナルシスト浅海輝、短期な熱血漢だが実は面倒見が良い土方龍吾、3名のメガトン級問題児が発表されている。

またプレイ動画では、3人がそれぞれのロボットに搭乗し、4本足の敵機体ハイドスパイダーと交戦。足を破壊したり、ダウンさせて一斉に攻撃を仕掛けたり、画面右下には機体ごとに異なる3つのアイコンが確認できる。ロボットには、パーツを組み合わせるカスタマイズ要素があり、攻撃・防御・回復など各機体の特性を活かし、オンラインで協力して巨大な敵と戦うことになるのだろう。

https://youtu.be/l3rixrgzFwo

本作が2016年に発表された際には、パイロットフィルムとして13分程度のアニメが公開されていた(現在は非公開)。パイロット版においては、2118年に外宇宙からドラクターが襲来し、人類は90%の人口を喪失。環境改善のため、異星人がコアを設置したことにより地球はドーナッツ型に。シェルターに逃げ込んだ人類の大半は、記憶処理により地球が滅亡した事実を忘れており、仮初の平穏を過ごしていた。

一方、反撃の準備も進められており、上記の3名がシェルター内からパイロットとして選ばれ、ムサシ第1・ムサシ第2・ムサシ第3による合体ロボットに搭乗。高圧的な女指揮官、ムサシ以外のシェルターを守るロボット、破壊されても再構成により修復する敵なども登場し、3人が搭乗したムサシが敵と戦う様子が収録されていた。昭和のロボットアニメそのものだったパイロット版と現在公開されている情報では、パイロット3名の性格やCV、ロボットの設定など、いくつかの相違点が認められる。

当初目標とされていた2017年の発売からすでに2年以上が経過している『メガトン級ムサシ』。どのような作品に仕上がっているのか、続報を待ちたいところだ。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。