ベネズエラのインディーゲームデベロッパーSukeban Gamesは12月16日、『VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)』の人気投票を開始した。日本語化及びコンソール版発売後では初となる今回の人気投票は、Google フォームを利用して行われており、日本語にも対応している。投票対象は、『VA-11 Hall-A』に登場するジルやドロシーなど主要キャラクターから、すとり~みんぐチャンやジェイミーなどサブキャラクターまで24人。キャラクターを5人選び、好きな順に投票していく形式で、1位なら5点、5位なら1点と順位に応じた点数が投じられる。
VA-11 Hall-A人気投票 2019へようこそ!
日本語版はreadyです!https://t.co/PtLci7gJnL pic.twitter.com/kHEwZiFVas— Sukeban Games (@SukebanGames) December 16, 2019
『VA-11 Hall-A』はSukeban Gamesが開発し、Steam/itch.ioにて2016年にリリースされたADV。舞台となるのは、207X年グリッチシティの一角にあるバー「VA-11 HALL-A」。主人公のジルは、VA-11 HALL-Aのバーテンダーとして糊口をしのぐ人物。人と見分けのつかないアンドロイド、しゃべる犬、歩く脳髄、猫耳の生えた人類、自らの24時間をコンテンツ化している配信者などが渾然一体となって暮らすこの街のバーには、個性的な人物が毎夜カクテルを求めてやってくる。
ジルはバーテンダーとして彼らにカクテルを提供したり、会話の相手となり、バーでの時間を提供。接客を通じて不安定な世界の背景が描かれ、それぞれ個性的なキャラクターたち、ジル自身の物語が紡がれていく。国内PS Vita版発売にあわせて日本語に対応が果たされ、国内向けには2019年にPS4/Nintendo Switch版も発売された。そのほか、スマートフォン向けタイトルとのコラボレーションを果たしたり、IGN JAPANがTwitter上で開催した「IGN JAPAN人気キャラクター総選挙」(IGN Japan)において、主人公のジルが決勝でカービィに破れ2位に輝いているなど、プレイヤーからの支持を集めている作品だ。
なお、『VA-11 Hall-A』の公式人気投票は以前にも実施されている。2017年に行われた前回の人気投票では、ジルが2784ポイントを集めて1位。明るくてかわいい少女型のアンドロイド、ドロシーが1471ポイントで2位。何かと謎の多いバー「VA-11 Hall-A」のボス、デイナが811ポイントで3位。また、10位までのキャラクターは、それぞれ本人たちからの受賞コメントも公開されている。直近の人気投票で票を集めていたこともあり、前回の覇者ジルが本命のように思えるが、どのような結果となるだろうか。作品に思い入れのある方は、投票に参加してみるのもいいかもしれない。